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隣人意識調査の結果について  作者: 三嶋トウカ
前編

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調査報告書 No.B064-009


 【令和六年度 伊佐鷺裏市役所 防犯推進課 調査報告書 No.B064-009】

 作成日:令和六年十月十七日

 作成者:伊佐鷺裏市役所 防犯推進課 主任 A田B男



 『件名』

 三〇二号室ドア裏及び納戸内調査報告



 『調査目的』

 本調査は、管理会社の許可を得て三〇二号室内の【納戸】位置へ一直線となるよう、玄関ドア前に設置した特殊カメラを用い、当該室内の異常現象の有無及び壁面の温度分布状況を確認することを目的とする。

 加えて、開錠が可能な場合に限り、ドアの隙間からの挙動に関する監視映像を解析し、異常な現象が発生するか検証する。



 『調査方法』

 1.管理会社からの許可取得後、三〇二号室納戸位置から直線、玄関ドア外側に特殊カメラを設置。

 2.設置後、臨時職員K氏による玄関ドアへのノックを実施し、内部からの反応音及びタイミングを計測。

 3.外廊下に設置されている監視カメラ映像及び特殊カメラ映像を調査期間中及びノック実施直前後に遡り確認。

 4.映像の拡大解析及び温度分布データの詳細分析を専門部署と連携し実施。



 『調査結果』

 1.特殊カメラによる温度分布検出


 納戸壁面の一部に通常環境温度と明確に異なる高温域が検出された。

 該当箇所の温度は周囲より約五度高い値を示している。

 異常熱源の特定には至らず、継続的な監視が必要。


 2.ノック音の反響タイミング


 K氏のノックに対して、内部から返ってきたノック音は約0.5秒早い間隔で発せられ、自然な反響音としては説明困難なタイミングであった。

 これにより、内部から意図的に応答している可能性を示唆。

 ※なお、声による返答はなかった。


 3.監視カメラ映像解析


 ノック実施直前、三〇二号室のドア隙間から“何か”が覗く影が確認された。

 拡大解析の結果、その形状は人の顔に類似するが、目の位置が通常の顔の位置よりも著しく高く、不自然な配置であった。

 影の正体は不明であるが、その解析結果を基に人間以外の可能性を考慮し調査を継続中。



 『考察』

 特殊カメラの映像での異常温度分布は、隠れた熱源または機械装置の存在を示唆するが、現段階で明確な原因は特定されていない。

 ノック音の早期反応は、通常の壁反響ではありえず、内部からの意図的な音響発生が疑われる。

 監視カメラに映った異様な“顔状影”は、当該住居の異常性をさらに裏付ける証拠と考えられ、調査の重要性を高めている。



『今後の対応』

 1.特殊カメラの長期設置による継続観察及び解析を強化。

 2.温度異常箇所の壁面物理検査(解体含む)を検討。

 3.ノック音と同期した音響解析装置を用い、応答パターンの詳細調査を実施。

 4.監視映像の追加解析及び近隣監視カメラ映像の収集を拡充し、影の正体究明に努める。

 5.関係部署及び専門家による合同調査チームの設置を検討。


 また、今回は会場の許可が下りなかったため、今後も粘り強く交渉する。




 以上

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