Q.俺は誰?ここはどこ? A.あなたは人間 ここは日本、、、多分 ←ダマレ
道路のコンクリートに思いっきり頭をぶつけ、再び俺の意識は吹っ飛んだ。
すると、夢か、はたまたもう一回天国に戻ってしまったか、俺の前にはあの天使がふわふわと宙に浮きながら、寝っ転がっていた。
「え?俺死んだ?え?死んだ?転生して10秒で死んだ?」
「....初めてだよ。いや君の場合はすべてが私が大天使になってから数千万年の中で初めてのことしかしてこなかったけどね。さすがの大天使でも適当な人間に一度死んだ魂をもう一回別の身体に移してまさか10秒で天国に帰ってくるなんてわからないよ。死亡RTAでもやってるの?」
「天使もRTAって言葉知ってるんだ。初めて知ったわ。」
「そりゃ天国を何度も行ったり帰ったりする人なんていないからね。普通。それと、私は一応大天使ね。一応偉い部類の天使ね。なんというか、扱いというか、なんかもっとあるでしょ、普通!」
「普通、普通って天国の普通と現世?の普通なんて違うに決まってるだろ!バカ天使!」
「、、、次は絶対地獄に落とす」
、、、色々言い合って多分30分後くらい
「というか、もう一回俺の魂戻せないの?」
「戻せるわけ無いでしょ!身体死んじゃったらもう無理だよ!せっかく私が現世に降りるために取っておいた身体殺して!」
「、、、そうだったの?」
「そうだよ!もう!」
「それは、、、ごめん。」
「次現世に降りるときどうすればいいの!あの身体は、ヤハちゃんに特別に創ってもらった身体なのに!」
「ヤハちゃん?誰?」
「大昔に人間創った神様!隠居するって言ったきりどっか行って帰ってこないの!」
「でも大天使様でしょ!ならどうにかなる!そしてどうにかしてもう一回戻してください!お願いします!」
「こういうときだけ様をつけないで!それとヤハちゃんじゃないと天使が降りれる人間の身体は創れないの!」
「そこをなんとか!」
「無理だって!身体が生きてればなんとかなるけど。」
「でもさ、ゆうて頭地面にぶつけただけだよ?それだけで死ぬ?」
「、、、確かに。ヤハちゃんが創った身体がそう簡単に死ぬとは思えないし、、、」
「でしょ!もしかしたらまだ生きてるかも!」
「でも魂が戻ってきちゃってるんだよ?死んじゃってると私は思うわよ」
「一度試しで戻してみない?」
「、、、わかったわ。でも一度だけね!」
「あざす!大天使様!」
「、、、もういいわ。じゃあやるわね」
Θα πετάξω αυτόν τον αγενή άνθρωπο πίσω στον κόσμο για άλλη μια φορά!
一瞬視界が真っ暗になったかと思うと、急に視界が開けた。
そこには白く、無機質な天井が見えた。
ここはどこだ?
するとふと、あの二度と嗅ぎたくもない刺激臭が漂ってきた。
消毒液のにおいか、、、
つまりここは、、、
起き上がってみると横には医者らしき人1人と看護師さん2人、そして先程、俺がコンクリートの道路にダイブする前に心配そうに声をかけてくれた女性1人が口をあんぐり開け、固まっていた。
「あぁ?えぇ?あっ、え?」
医者や看護師さんたちは、言葉にならない声をあげ、固まっていた。
どういうことだ?道路に顔面ダイブしてそれから、、、
現状がこちらもあちらも飲み込めないでいると、急に横から抱き着いてきた人がいた。
「あぁ!良かった!ホントに死んじゃったらどうしようかと思ったわ!」
あの女性が思いっきり俺の小さな身体を包み込むように抱き着いてきた。
「きっ、奇跡だ!よく生き返った!心臓が止まって1時間がたとうとしていたのに!」
なるほど。大方俺の魂が戻ってくるまで、この身体は死んでいたということか。
何はともあれ、この身体に戻ってこられていて良かった。しかし、、、
「俺は、、、誰ですか?」
「えっ?」
再び、医者や、看護師さんたち、あの女性も固まってしまった。
ご覧いただきありがとうございます!
書いた当時は、この作品を投稿した初日以外、見られることはないかと思っていましたが、毎日、一人、二人見て下さる方がいて、少し驚く共に、とてもうれしくなりました!ご覧頂いて、ありがとうございます!そして、今後もどうかよろしくお願いいたします。