オゲレツ大百科
莉子とまた会う約束をして別れた後に路地裏でおえええとだらしなく吐いてしまった。
その時、背中をさすってくれる女性がいて誰なのか? とはっと振り向くと牛丼屋で莉子に声をかけていた彼女の知り合いらしき黒ギャルだった。
「あははー。飲みすぎだよー。吐くまで呑む気持ちはわかるけどさー」
黒ギャルは町田エリカと名乗った。
「ゲロ吐く貴志っちを面倒見ちゃった。この礼は居酒屋かなんかで高い酒おごってくれればいーよ」と言った。
「じゃ、カラオケで飲み放題ってのはどうだ?」
「ふぅー!貴志っちやるー!いいね、カラオケ屋は酒が出てくるのが遅いけどそれ以外はいいもんね。
何?あーしとえっちいことしたいワケ?」
「そうじゃないけど」
「ふーん。あーしとしてはエッチなことしちゃってもいいんだけどね?」
バカサバイバーな黒ギャルは調子に乗って、俺を誘惑してくる。
莉子とはまた違った魅力がある。
胸はボインで、歩くセクシーダイナマイトな感じがヤバい。
「飲みすぎじゃなきゃ、もうとっくにチンチンでっかくしてるっしょ」
「ああ? オ、オレはそういう男じゃ……」
「触ってみる?」
「いいのなら」
「あははー、冗談だよ。あーしの胸は安くないからねー」
結局カラオケにエリカと一緒に行くことに。
オレはバカサバイバーとええねんを歌ってみて、エリカはGETWILDとウルトラソウルを歌った。
そして、飲み放題のシステムに乗っかってエリカはたらふく酒を呑んだ。
いくらカラオケ店の酒は薄いとはいえ、15杯は飲んだんじゃないか?
「えへへー。さすがに酔ってきたみたい。オラ!貴志、お前本当にちん〇は付いてんのか!あーしが下着姿にでもなれば勃起すんのか、ああん?!」
そう言いながらエリカは下着姿になり、オレに抱きついてきた。
「えっ、あの」
「肉食女をナメたらいかんよー」
「莉子ちゃんというものがいるので」
「なにー?聞こえない。エリカのこと見ててよ」
彼女は豊かな胸をオレの体に押し付けてくる。
なので、しかたないが異様にムラムラしてきてしまう。
「マ、マジであの、これ以上エロエロにやられるとヤバいんだけど」
「あははー。抱きたい?」
「そ、それはだな」
答えに窮していると途端に寝息が聞こえてきた。
どうやらエリカは酔いつぶれたようだ。
それにしてもこんな野蛮なギャルと莉子ちゃんはどういう知り合いなんだ?
不覚にも、エリカの色っぽいボディによってオレのなにかは元気になってきていた。
ちきしょう。
カラオケ店のトイレでシコるしかないか。
エリカめ。
背中をさすってきてくれた時はけっこういい子だと思ったのに、実際は男を誘惑してくるふしだらスケベ女だし。
あー、いい乳してんなー。
揉みてえ。
でもガマンしなければ。
あとから莉子ちゃんにバレたら即破局だろう。
それにしても、エリカめいい体をしてやがる。
仕方ないので彼女の下着姿をスマホに治めてトイレで自分を処理するしかなかった。