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詩・ポエム集

嫉妬

羨ましい

妬ましくて仕方なくてあなたのことが大嫌い


なんであなたは何もかも持ってるの

なんで私には何もないの


そのくせあなたは私に文句ばかり言う

いいじゃない あなたは何もかもあるんだから 私には何もないのだから ちょっとわがまま言ったって


まるで私が全部悪いみたい

努力してる? そんなの私だってしてた

なのに何にも届かなくて 何をやっても意味がなくて だから全部諦めたのに


まだやれるわけないじゃない

もう終わったことなのに 誰も何もわかってないくせに


ああ羨ましい妬ましい

全部持って生まれたあなたに嫉妬して仕方ないよ

ねえ あなたに嫉妬する私はそんなに大人げないのかな

何もかも持ってるくせに偉そうなあなたに苛立つのがそんなにいけないことなの?


あなたに罪はない これは私の勝手な言いがかり

みんながそう言う私だってわかってる でもあなたを見てると時折許せなくなるの


あなたにはきっとわからないよ

最初から欠けて生まれた人間の辛さが

あなたにはきっとわからないよね

一歩外に出たらどんなに地味でもどんなに着飾っていても変な目で見られることの苦しみが

あなたにはきっとわからないでしょう

ごく普通に生きられることの幸せが


だから私は今日もあなたを妬み続ける

何もかも持っていて なのにその自覚がないで私を馬鹿にする 小さくて可愛くてこの世の誰よりも憎いあなたのことを

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