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狩人と3人の娘

 狩人はある日、城の姫様に勉強を教える役職でした。

しかし、お妃様は狩人が姫様に勉強を教えることが気に食わなかったようで、狩人を勉強を教える役職をクビになさいました。

狩人は、ある資産家の開いたパーティーにお城の使いとして出席することになりました。そこで、とても目の綺麗な女の子と仲良くなりました。その女の子はとてもしっかりしていて、狩人は思わず、

「私を家庭教師にしてくださいませんか。」

と。すると、その女の子の母親がやってきて、ぜひ、ということだったので、数日間、その女の子の家庭教師となりました。

後で知ったことなのですが、その女の子はパーティーの主催者の娘さんだったとか。

「とても優秀なお嬢様ですね。」

と母親にいったところ、

「当たり前のことを言わないでくださる?」

と頬を紅潮させて言いました。

 その目の綺麗な女の子は後に隣国の王子様とご結婚なさっていましたが、まもなく魔女の疑いをかけられて殺されてしまったと聞きました。



 狩人はある日、ある国のいばらが素敵に咲く城の姫様の家庭教師を縁があってさせていただくことになりました。その姫様は14歳で、来年から100年間糸を紡がなければならないというのです。

「100年も人は生きられませんよ、」

と狩人が言うと、

「仙女の方の魔法だから仕方ないの。100年経ったら運命の人が助けてくれるってお父様は言っているわ。運命の人って誰なのかしらね。」

と姫様がおっしゃったので狩人は

「運命の人はきっと素敵なものなのでしょう。」

と言いました。まもなく、姫様は15歳になり、仙女の呪いにかかってしまわれたそうな。

狩人は自分の国の城に戻り、あとで聞いた話によると、その国の12人の仙女たちはその国の時間を一晩で100年ほど進めてしまったという。仙女たちの姫を救いたいという独断の行動だったそうだ。勝手なことをしたということで仙女たちは処刑された。姫様は助けられたが、無残にも手の形が糸を紡ぎすぎたゆえの特有の形に変形してしまわれたという。姫様は変わらず15歳のお姿のままだった、と。王女となられた姫様は100年も経った国で馴染めず、おかしなことを口走るようになったため、魔女として処刑されてしまったと聞きました。


 狩人はある日、森の道に人狼が出ると聞いて狩りに行きました。道を歩いていると赤いずきんの女の子が一人で道の真ん中にぽつんと立っていました。狩人は危険だと思い、慌てて話しかけました。

「やぁ、そこの赤いずきんのお嬢さん、大丈夫?」

「あら、狩人さん、どうしたの?そんなに慌てて。」

「この辺は狼が出るんだ。さっき、自分のところにこの森で狼が出たという話を聞いてね。」

「まぁ、狼が?さっきの男の子は大丈夫かしら。」

「男の子?」

「すごく綺麗な目をした男の子だったわ。」

「そうか、ところで君はこれからどこへ?」

「おばぁちゃんのところへお見舞いに行くの。」

「そうか、あの家かな。もう少し森の奥じゃないか。一緒に行ってあげよう。」

と、いうことで、狩人は赤いずきんの女の子と一緒に行くことにしました。

そのおばぁちゃんの家につきました。が、風に乗って血の匂いがしましたので、「ちょっとまってて、」と女の子に言い、家の中へ入りました。嗚呼、もう手遅れだった。と狩人は思いました。

銃口を人狼に向けると、後ろから赤いずきんの女の子がぶつかってきました。その場で殺してしまわなければならなかったのですが、あまりにも女の子がせがむので、そのままお城へ連れて帰りました。女の子もついてきてしまって、人狼をかばってしまったので、一緒に捕まってしまいました。かわいそうなことをしたな、と狩人は思いました。人狼と女の子が処刑されたのはついこの前のことです。


***


見知らぬ土地で目が覚めた。長い夢を見ていたようだ。

まったく、変な話だ。

体を起こそうとすると、

「狩人、お妃様がお呼びですよ。」

と、知らない女の声が聞こえた。なんのことだ?私は行方不明事件の犯人を探すように上から言われていたのに。

「早くしないと、あなたも殺されてしまいますよ。」

と、また知らない女の声が聞こえたので、仕方なく、記憶を頼りにお妃様のもとへ。

長々と読みづらいことになってしまった

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