森の中で金色の目の男の子と赤いずきんの女の子は
赤ずきんは森を歩いていきます。
手には大好きなおばぁちゃんへのパンとワインをかごに入れて。
鳥の鳴き声や風で木の葉っぱが揺れる音。
空から指す太陽が葉に遮られ、運良く葉と葉の間をすり抜けてきた光が、少し湿った土を照らす。
どこかに動物でもいるのでしょうか、何かが動く音。
心地よい風を肌に感じ、朝の清々しい森を、ただ一人で。
突然、道の横から何か飛び出してきた。
びっくりした赤ずきん。
その「何か」に視線を向けると、
それは同じ年ぐらいの男の子でした。
「こんにちは。どうしたの?そんなに慌てて。」
男の子は少し戸惑いを見せましたが、すぐにこちらに顔を向け、
「いや、どうもしていないよ。ただ、妹を探していてね。」
この清々しい朝に茶色いコートを着て、フードをかぶった男の子と
赤いずきんをかぶった女の子。
「あら、妹さんを。でも、気をつけて。この辺には狼が出るらしいの。」
男の子のフードの隙間から見える目が一瞬、金色に光った気がして、
赤ずきんは心の中になにか、もやもやとしたものを感じた。
「忠告をありがとう。」
そう言って、男の子は何処かへ走っていった。
その、少しあと、さっきの男の子がきた方向から、狩人が。
「やぁ、そこの赤いずきんのお嬢さん、大丈夫?」
「あら、狩人さん、どうしたの?そんなに慌てて。」
「この辺は狼が出るんだ。さっき、自分のところにこの森で狼が出たという話を聞いてね。」
「まぁ、狼が?さっきの男の子は大丈夫かしら。」
「男の子?」
「すごく綺麗な目をした男の子だったわ。」
「そうか、ところで君はこれからどこへ?」
「おばぁちゃんのところへお見舞いに行くの。」
「そうか、あの家かな。もう少し森の奥じゃないか。一緒に行ってあげよう。」
赤ずきんはどうもあの男の子が気になりますが、寄り道をしている暇はありません。狩人と先を急ぎました。
おばぁちゃんの家につきました。しかし、何か雰囲気が違うのです。
「ちょっとまってて、」
狩人は先に向かいました。あかずきんはすごく気になります。
おばぁちゃんのことも心配でしたし、おばぁちゃんの家に近づき、そっと、
扉を開けて中をのぞきました。
私事ですが、先日入試を受けてきました!
(O.O;) (o。O;)
一年前くらいのことなのであまり続きをどうに書いていいものか悩んでいたり、中二の妄想全開さむしんぐに、、、
本当にどうしていいものやらw
とりあえず、続けます。