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忘れ去られしもの
神「伝言長過ぎだろクソジジイ」
木『雀、よく覚えましたね』
雀『何羽も集まって覚えたんだ』
雀『爺神さま優しい神様だったのに』
雀『笑いながら消えちゃった』
チュンチュンとそれは鳴くではなく
泣いていました
忘れ去られしは無きものと同じ
それは暗黙の決まり
神「また消えちまったなぁ」
消えてしまったのは
爺神さまだけではないようで
神様は泣く雀たちを
そっと抱き寄せました
木『朝になったらまた参拝者が増えてきましたよ』
神「願いを聞けるのは幸いか」
スッと立ち上がり
参拝者たちの方へ向き
神様は言います
神「ようお参りくださった」
神「何でも申せ」




