不思議なファミレス
家から歩いて10分近くのとこにあるにファミレスで話は始まる。
何気なくそのファミレスによると好意を寄せている大学の同級生の女性がファミレス内にあるテレビゲームコーナーで車を運転するゲームを小さな子供三人と一緒に遊んでいた。
話かけると子供は弟や妹だという。
家はこの近所で子供たちを遊ばせるとこがなく、このファミレスに来たという話だ。
彼女の家が自分の家からも近く、このファミレスに来れば彼女とまた会えるのではという情報に喜んだ。
私は近くにある大学とか探検させるのがいいのではないか?と提案する。大学であれば自分も案内できると。
彼女は喜ぶ。その手があったかと。
私はファミレスに来たのだから何か頼まなければと思い、メニュー表を見る。久しぶりにお酒が飲みたい気分だった。しかし、貧乏でお金がない。財布を見るとなんとか3500円はあった。安酒を一杯頼めればいいかと思った。
彼女とお酒を飲みながら会話しようと思って、ワクワクとした気持ちでメニューを見ながら悩んでいると店員のおばちゃんが話しかけてきた。
「お酒ならおばちゃんに聞いて。何でも選んであげる。」
自信満々に言われた。
店内を見渡すとコンビニで置いてあるような円柱状の安い焼酎の瓶が置いてあり、
「焼酎で」
というとおばちゃんは焦った顔をすると焼酎はないという。
店内に飾られているのにおかしいな?と思ったが、ないならしょうがないとメニューとにらめっこしているとビールという文字が映る。
久しぶりにビールでもいいかと思っていたら、仕切りの向こうの店長が米焼酎ならあるぞという。
米焼酎の方が好きだからありがたいと思い、それを頼もうとしていたら何やら布ようなものを絞って液体を作る作業をしている店長。
米焼酎はオリジナルで店内で作っているという。店長は自信満々に3杯も飲めばどんな人でもコロリと酔う凄いやつだと言いながらずっと絞り続けている。
「なんて名前なんですか?」
と尋ねると店長は繰り返し色々考えた末に『文句』と名付けたといった。
余りにも客への不満が溜まっているのだなといつの間にか隣にいた男友達と笑い合った。
『文句』を注文し、座る場所を探すために店内を歩いていると彼女と子供たちがゲームコーナーにおらず、奥の席にいた。彼女はいつの間にか髪を降ろし眼鏡をかけオフの恰好になっており、目を向けると本の影に隠れたので話しかけない方がいいかな?と思う。
そう気遣っていると、一緒に店内を歩いていた男友達が彼女の弟たちと漢字当てクイズをやろうと盛り上がっていた。
私もそれに混ざろうと席に鞄を置こうとしたとき、背負っていた鞄がランドセルだったことに気づく。恥ずかしい思いをしながらランドセルを席にかけていると大学の別の男友達が声をかけてきて、ここら辺に住んでいるの?と聞いてきた。
ここら辺に住んでいるよと答え、このファミレスは何だか皆が集まるなと笑っていたら…
夢から覚めた。
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