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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕〔残酷描写〕が含まれています。

ヒヤシンスの花を君に

作者: 雨露希狼
掲載日:2025/11/12

この作品に興味を持っていただきまして、ありがとうございます。

是非お楽しみください。

冬も深く、すっかり空が暗くなっている。

家に帰ると、珍しくリビングの窓から明かりが漏れていた。

先に帰ってご飯を作っておこうと思ったんだけど・・・。

よかった。今日は早く帰って来れたんだな。

鍵を開けてただいまと声を掛けるも返事は返ってこない。

不思議に思ってとりあえずリビングに行ってみると、君は机に突っ伏したまま眠っていた。

よだれを垂らしながら眠っているその愛おしい顔を見ていると、なんともいえない気持ちになる。

朝によく見たような光景だ。

せめて机の上を片してから眠ってくれればよかったのに。

後片付けするのは僕なんだからな?

きっと疲れていたんだろう。仕方ない。

ひび割れたくちびるから垂れているよだれを拭って、散らかった机の上を片付ける。

そして着々と鍋の準備を始めた。

君を起こして一緒にご飯を食べて、一緒に少し冷めたお風呂に入る。

ようやく君は長期の休暇が取れたらしい。

最近何かと機嫌が良かったのはそれが理由だったんだろう。

せっかくだから僕も明日会社に行ったら有給申請をしてこようかな。

僕の会社はホワイトだからきっとすぐに取れるだろうし。

お風呂から上がり、髪の毛を乾かしてあげると君はまたすぐに横になってしまった。

まだいっぱい話したいことがあるのに・・・。

まぁ君にとっては久しぶりの休暇だし、ゆっくりしてもらうのが1番だな。

僕の休みが取れたらいくらでも聞いてくれるだろう。

ソファーでは窮屈だから君を抱きかかえて部屋まで運ぶ。

首に抱きついたまま離そうとしない君の腕をゆっくり解いてベッドに寝かせた。

目元にくっきりとついた隈。

寝る間も惜しんで仕事していたのを知っている。

頑張りすぎは心配だよ。

それすらも愛おしいんだけどさ。

さて、僕も寝るとしよう。

君の部屋のドアを閉めて、自室のベッドに横になった。



次の日。出勤して直属の上司のところへ行き、有給の申請をした。

理由を素直に言って書類を持って行ったところ、すんなり了承してくれた。

やっぱり僕の会社はホワイトだ。

別に特別休暇で取ってもいいと言われたが、有給があまりにも余っていたので有給7日で申請した。

本当は3日でよかったんだけど、そこは上司が推してきたので素直に聞いておいた。

もう帰っていいとも言ってくれたのだがちゃんと仕事の引き継ぎをして会社を出た。

晩ご飯の食材を買って、家に帰ったのは夜だった。

ちゃんと君は家にいて、玄関で俺を出迎えてくれた。

君の表情はまだ強張っていて、どうにも疲れが取れたようには見えない。

今日はグラタンだよ。デザートにプリンも買ってきたんだ。

君が椅子に座っている目の前で料理を作る。

いつもなら君はまだ帰ってきていないから、こうやって料理を作るのは久しぶりだ。

作り終わった料理を散らかっていない机に置く。

食べようとしたとき、君のスマホが鳴った。

見てみると君の会社からだった。

履歴には会社から15件以上電話がかかってきていた。

まさか休みの日まで連絡してきていたとは・・・。

出なくていいよ。せっかくの休みなんだから。

そう言って通知を切った。

こんな時まで会社のことを気にしなくちゃいけないなんて、君の気が休まらないでしょ?

今くらいは休もうよ。

ほら、ご飯も冷めちゃうからさ。

まだ君には熱すぎるかもしれないけど。

少し沈んだ気分でまだ温かかったグラタンを食べ終わる。

君が好きだって言っていたプリンは確かに美味しかった。

君もすぐに食べ切っていた。

それならもっと買ってこればよかったかな?

そのあとは昨日と同じように一緒に少し冷めたお風呂に入って、君の髪を乾かした。

こんなにゆっくりしてもまだ寝るには少し早い時間。

何をしようか。時間はたくさんある。

少々悩んで、結果映画を観ることにした。

1年ほど前に流行っていた恋愛映画だ。

こうやって一緒に映画を観るのは学生以来じゃないか?

ましてや恋愛映画なんて1回観たきりだったと思う。

中学生のときに映画館に行って観たことがあったが、キスシーンのところで2人して顔を真っ赤にしていた。

今思えばあの頃の僕らは本当に初心だったんだと逆に恥ずかしくなってくる。

この映画にも当たり前のようにキスシーンがあった。

気になって君の方を見てみるも、何を考えているかは解らなかった。

いや、君は何も考えてなんかいないんだろうな。

僕だって同じだ。

大人になったからか、気恥ずかしさこそないものの、何を思っていいのかもわからない。

なんとも言えない気持ちのまま、映画はエンドロールを迎えた。

やっぱり恋愛映画苦手だな。

現実とは全然違うじゃないか。

僕たちの恋愛はこうも上手くいかなかったぞ?

まぁ、僕たちの恋愛は他の人たちに比べてイレギュラーだったからかもしれないけど。

映画の終わったテレビの画面をぼんやりと見ていると、小さく表示された時刻に目がいった。

もう12時を迎える頃らしい。

今日は一緒に寝よう?

寒いだろうし温めてあげるよ。

そう言って君を僕の部屋に連れて行った。

ベッドに2人して横になって布団を被るも、僕の右脚は既に落ちかかっている。

やっぱり2人にはこのベッドは狭すぎだな。

結局、君を抱きかかえるのが1番コンパクトな形として落ち着いた。

正直言ってまだ眠くはなく、ただ君の頭を優しく撫でていた。

そういえば、僕有給取れたんだ。

だから今日もゆっくり寝ていられるよ。

明日も僕が起こしてあげるからさ。

おやすみ。

そう言う前に、君は既に眠りについていた。



目が覚めたのは正午を回った後だった。

すっきりとした目覚めと半日以上眠っていたという事実に、少し驚いた。

案外僕も疲れていたのかもしれない。

寝ている君を見て、もう一度寝ようかと思ったのだが、

流石にこれ以上寝ているのは身体に良くないだろう。

とりあえず籠った空気を入れ替えるために部屋の窓を開けた。

部屋の中と対して変わらない温度の空気でも、その風を受けると引き締まる気がする。

昼ご飯は・・・別に食べなくていいか。

着替えもしなくていいかな。

今日燃えるゴミの日だったっけ?

まあいっか。

平日に仕事がないというのはこんなに気楽でいいものだったのか。

それならもっと積極的に有給を使うべきだったかもしれないな。

とりあえず寝ていた君を起こしてリビングの方に引っ張り出す。

やることなんて何も決めていない。

それでもいいのが1番の救いだ。

君の表情はまだ会社への罪悪感が残っているように硬いままだった。

一応連絡が来ていないかスマホを見てみるが、こちらは休みを容認したという通知1件のみ。

やっぱり君は頑張り過ぎなんだよなぁ。

そうだな。今日はぼんやりと過ごそう。

それで、早いうちに寝てしまおうか。

やりたいことは明日でもできる。

君をソファーに座らせて、なんとなくテレビをつける。

テレビには、芸能人の結婚報告についての報道が流れていた。

結婚・・・。

いいなぁ。僕も君と結婚したいよ。

この国では、僕と君は結婚できないからね。

そもそも僕らが付き合うこと自体、周りから色々言われた訳だし。

どっちの親も僕たちが付き合うことを認めてくれなかったから、結局実家から出ていくような形になって・・・。

今の上司には本当に感謝してるよ。

僕たちのこと認めてくれて、同棲するのに良さそうな物件を色々探してくれて、相談にも乗ってくれてさ。

こうやって休みもくれるし。

また迷惑はかけるかもしれないけど。

この芸能人たちも、そういう迷惑をかけれる人がいたんだろう。

この人たちは多くの人に認められるといいな。

ふと、君の方を見る。

君と結婚について話したとき、あまり想像ができていないと言っていた。

でも、前は君の方が結婚雑誌を持ってたよね。

今はどう思っているんだろう?

残念ながら、君の表情からは君がどう思っているのかは全く解らなかった。

17時くらいになり、まだ早い時間ではあるが、晩ご飯を作ることにした。

テレビでもやってたし、今日はポトフにでもしようかな。

じゃがいも、にんじん、キャベツ、玉ねぎ、ソーセージ。

すべて細かく角切りにし、とろとろになるまで煮込む。

コンソメを入れてまた煮たあと、胡椒と塩を入れて味を調える。

熱いと君が食べられないから、器に移して十分に冷まして。

よし、できた。

ソファーにいる君のところにできたものを持っていく。

上手にできたと思うんだけど、どうかな?

はじめてだったから心配だったけど、君はすんなり食べきってくれた。

うん。上手にできていたみたいだ。

僕はパンと一緒に食べようかな。

ポトフは余ったので、冷蔵庫の中に入れておいた。

明日の朝にでも食べよう。

ご飯を片した後、お風呂を終えて、髪を乾かしていたらそろそろ20時になる頃になった。

寝る時間としてはまだまだ早いが、こういう日があってもいいだろう。

昼にはもう決めてたことだ。

君をベッドに寝かしつけて、明日の予定について考える。

明日は掃除をしようと思っているんだ。

君も少しくらい手伝ってくれるといいんだけどね。

・・・ごめんって。無理は言わないよ。

明日は僕が頑張らないとな。

そう思ってさっさと自室に戻った。



今日起きたのは6時だった。

休日にしてはずいぶん早い。

君を起こそうかとも思ったが、君はきっとまだ寝ていたいだろうから止めておこう。

朝ごはんができてからでいっか。

とはいっても、昨日残ったポトフを温めるだけなんだけど。

せっかくだから、僕のにはチーズを入れてみようかな。

ポトフが温まってしばらく経った後、まだ早いけど君を起こしに行った。

改めて君の部屋を見渡す。

君の部屋って、結構物が少なくなったんだね。

必要なものくらいしか揃ってないんじゃない?

3ヵ月くらい前にはもっと物があったと思うんだけど・・・。

まぁ、君は忙しかったから家にいる時間も少なかったし。

こっちの方が片付けは楽だもんね。

君の部屋の片付けは要らないかな。

君を起こして、リビングに連れていく。

今日の君は何やら気だるそうな感じだ。

とりあえずご飯を食べ終え、君を部屋に戻らせたあと、食器を片付けるついでにキッチンの掃除から始めた。

あまり食材の入っていない冷蔵庫。

たいして多くもない食器類。

思っていたよりも汚れていないシンク周り。

案外さっと終わったキッチン掃除の後はリビングの掃除に移った。

ダイニングと兼用のリビングは先ほどのキッチンとは違い、思っていたよりも掃除が必要だった。

とりあえず、何があるのかを把握するところから始める。

CDプレイヤーや加湿器、扇風機など、まだまだ使えそうなものをとりあえずまとめてみる。

君が以前飲んでいた薬のあまりや、買ったはいいが一度も見なかったDVDなど、不要と思われる物も一か所にまとめた。

こう見ると本当に物が多い。

いやはやこんなに持て余していたとは。

少しもったいなかった気もする。

一通り終わったら、埃を払って掃除機をかける。

だいぶすっきりしたんじゃないか?

他にも、トイレやお風呂、玄関もろもろを掃除して残るは僕の部屋だけになった。

正直片付けなくてもいいと思うが、せっかくなので片してしまおう。

僕の部屋は特別汚いというわけでもないが、きっと1番時間がかかるだろう。

どこから手を付けていいかわからなかったので、まずはクローゼットの中から手を付けた。

いつ着たのかも覚えていない着物たちや昔使っていたバイオリンなどを整理しているとき、ふと隅の方の段ボールが目に入った。

たしかこれは・・・。

やっぱり。

箱の中には小さいころからのアルバムが入っている。

幼稚園、小学校、中学校、高校の卒業アルバム。

成人式や七五三の写真もある。

懐かしくなって、その段ボールを持って君の部屋に押し掛けた。

君の隣に座って幼稚園の頃のアルバムからめくっていく。

ところどころ僕と君が写っていた。

こんなに昔から一緒にいたんだな。

運動会や遠足、修学旅行の写真。

小学校も中学校も、高校だって個人写真以外の僕が映っている写真には大体君が一緒に写っていた。

愛おしく思いながらに、ある1つの写真が目に留まる。

それは、高校生のときの体育祭。フォークダンスのときの写真だ。

僕たちは主役ではなく、端の方に少し映っている程度。

同性ペアという指定だったから、君と僕で一緒に踊っている。

この写真の少し前、君が僕に告白をしてくれて。

だからこれは君と僕が付きあって初めての写真になる。

僕が少しギクシャクしているように見えるのはきっとそのせい。

そういえば、君は踊るのが好きだったけど、踊り自体は苦手だったよね。

この時以外もガッチガチで何回も足を踏まれた記憶あるもん。

今はもう踊れるようになったの?

君を誘って少しばかり踊ってみる。

・・・なんだ。やっぱりステップもできないんじゃないか。

結局、僕も掃除があったのですぐに止めにした。

でも、せっかくだし明日またやろう。

自分の部屋に戻って部屋の片づけを再開した。

思っていた通り、僕の部屋の掃除は1番時間がかかった。

全て終わったのは17時を回ったころだった。

君はどうもぐったりとしていたので、早々にベッドに寝かせた。

他にやろうと思っていたこともすべて終えて、今は1人でコンビニに晩酌用の酒とおつまみを買いに来ている。

外に出て気が付いたが、そう言えば休みに入ってから一度も外に出ていなかったな。

明日は君と外に出る予定でいるし、君も喜んでくれるといいな。

僕が好きなビールを2缶とチューハイを1缶。

おいしそうだと思った総菜をいくつか。

おつまみで好きなものを1つずつ。

レジに行ったときおでんのおいしそうな匂いがしたので、はんぺんとちくわ、しらたきを1個ずつ買った。

家に帰って1人机に買ってきたものを並べる。

そして静かにビールの缶を開けた。

まだ湯気の立っているおでんをつまみながらビールを流し込んでいく。

一つ目の缶はすぐに空いてしまった。

次にあまり飲んだことのないチューハイを取り出す。

アルコール度数が低く、普段は飲まないようなもの。

君が唯一飲んだことのあるお酒だ。

君がお酒を飲んだのは1回きり。

君が成人したときに初めて飲んでいたお酒だ。

君は極度にお酒に弱くて、1口飲んだ時点で顔色が悪くなってしまっていた。

それ以来君はお酒を飲んでいない。

僕はというとある程度お酒を楽しめる人間なので、時々お酒を飲んでいる。

やっぱり、僕には少し物足りない。

飲み切ってすぐに残りの缶を開けた。

おつまみと総菜も食べ終わり、ただお酒の余韻に浸っている。

程よく酔えていて気持ちがいいし、満腹とはいかないくらいに腹も膨れている。

後は君がいれば1番なんだけど。

まぁ、君は疲れていたわけだしそこは許そう。

明日、君の調子はいいといいな。



ふと気付けば、いつの間にか次の日になっていた。

いつの間にか眠ってしまっていたようだ。

二日酔いはしていないが、机に突っ伏した体制だったので身体が痛い。

窓から太陽を見てみるともう昼はとっくに過ぎているようだった。

とりあえず、昨日晩酌したままの机を片付ける。

片付け終わって、シャワーを浴びて着替えた後に君の様子を見に行った。

やっぱり君はぐったりしているようだった。

少し心配だけど、外に出たら少しはなおるかな?

前から準備してたんだけどさ、今日、海に行こう。

君は小さいころから海が好きだったでしょ?

ここからじゃ少し遠いけど、もちろん僕が運転するからさ。

とりあえず、君のお気に入りだった服を出してきて着替えさせた。

少し会社のことを忘れられたかのように君の表情は何やら穏やかなように見えた。

昨日僕が言っていたことを思い出してまた君を踊りに誘った。

やっぱり君は踊れなくて。

でも少しだけ、君のステップができるようになっていたような気がした。

1時間後くらい。外が暗くなってきたころ、僕と君は家から出た。

まずは君を車に乗せ、少し準備があるからと僕は家に戻った。

机の上に昨日準備したものと君が前々から書いていた大量の手紙をリビングの机の上に置き、準備は終わり。

一応、ガス栓が閉まっていることと、水回りを確認して家を出る。

インターホンの下。

3か月ほど前、君がくれた花がつぼみを付けていた。

君がくれた時には球根で、そこから育てている。

その時に何の花が咲くのかと聞いた。

君はただ、紫色の花が咲くとだけ。

なんの花が咲くのかは教えてくれなかった。

植物にはどうにも詳しくないので結局芽が出ても、つぼみが付いても何の花かはわかっていない。

君が久しぶりにくれたプレゼントだったから、どうせならちゃんと育てたかったんだけどな。

そう思いながら、()()()()()()()()()()()()()、僕は車に戻った。

下道で車を走らせて3時間ほど、ようやく海の方についた。

近くに車を止めて君を連れ出して、波が足に浸かろうというところまで歩く。

冬というのと暗いので人は僕たち2人だけで他は1人だっていなかった。

ライトを付けようとして、スマホを家に置いてきていたことを思い出した。

上司には家を出る前1つ連絡を入れておいたし大丈夫だろう。

ここの浜辺は、僕と君が1回目のデートの時に来たところだ。

そのときは夏で、大層人であふれかえっていたと思う。

今は人がいない方が好都合だ。

僕はポケットからあるものを取り出した。

そして、それを君に着けてあげた。

暗い中でも、その薬指に着けたものは光っているように思えた。

1年ほど前に買っていて、でも渡せていなかった婚約指輪。

買ったのは1つだけ。

金銭的にも余裕があったわけでもないから、僕の給料の1か月分。

必死こいて婚約指輪を渡したとして、結婚できないことはわかってるんだけど、それでも君に渡したかったから。

ゆっくり君の方を見る。

やっぱり、暗くて君の顔は伺えなかった。

ごめんね。人生で1回あるかわからないものをこんなところでやっちゃって。

許してね。

冬の海の冷たい水が足にかかる。

僕は君を連れてまたゆっくりと歩いた。

1つ、また1つと僕の目から涙が落ちていくのが分かる。

こうなるのではないかと、前からわかっていたはずなのに。

それでも、僕が自分で決めたことなんだ。

僕は君を優しく抱きしめた。

僕と君、2人。

闇の中に消えていくようにその砂浜を後にした。




後日。会社の僕の机には、君と僕が映っている写真と3本の菊の花が置かれていた。

この作品を読んでいただきありがとうございます。

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この作品は考察があって初めて成り立つ作品です。ぜひ考察をしてみてください。

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