48 ヒロインは寝坊してなんぼでしょ?
11時は出しません!
あと11時と23時です。誤字ってました。
あとPV5000超えました。ありがとうございます。
「――リーちゃん、ベリーちゃん!」
「……何」
「もう朝だよ?どれだけ寝るつもり?」
「……」
あさ……朝?
「朝!?」
「さっきからそう言ってるじゃん」
飛び起きた。
やば、え、は!?
「うっそ、何で起こしてくれなかったの……!?」
「はあ?夜ご飯の時に起こしたけど?」
「嘘だ……」
「嘘じゃない」
最悪だ、なんて日だ。
別にここまで深く寝るつもりじゃなかったんだけど……。
ていうか、ノリが完全に少女漫画ヒロインの遅刻場面な件。
食パンくわえながら走って、四つ角で彼氏(予定)にぶつかるんだよね。ド定番。
『何で起こしてくれなかったの?』とか『起こしたよ』とかそれっぽい。
「え、今何時?」
「4時23分」
「了解、起こしてくれてありがと、今度お礼する」
「5億でチャラね」
「それは無理」
軽口を叩きながら歩きだし、身だしなみを整える。
服は大丈夫そうでしょ?
髪の寝ぐせは……あ。
今気づいた、髪とか全部変装した時のままだ。
“メニュー”より外見の変更、で、リセットしてっと……。
リセットって寝ぐせすらなくなるから良い。便利。
「……あれ?私の仮面どこいった?」
「知らないけど……なくした?新しく作らせるね」
「ん、よろしく。一応探しとくよ」
「お願ーい」
フロント……出口まで結構あるので、今日の予定を考え出す。
まずリーのとこ行って、許可ごともぎ取って拉致して、王子に突きつけて、王様を説得して、ミーのとこ行って、あ違う、先にベルを受け取って、ミーのとこ。
……よし。
「んじゃ、ベルちゃんの口止めと転移の完全習得、よろしくね」
「うん、あとお兄ちゃんに手紙お願いしてもいい?」
「……良くない」
つい足を止めた。
横に並んで歩いていたキャロルも少し遅れて止まる。
「自分で行きなよ、私だって行きたくない」
「え~、いいじゃ~ん……」
「やだ、じゃね」
「んも~う!」
見えかけていたフロントにダッシュで入り、適当に飛び上がった。
この天井、思った場所に転移できるようにしてあるんだよね。
入るのは面倒だけど出るのは簡単。
ほら、天井を潜り抜ければこの通り……ありゃ?……ここ、どこだ?
読んでくれてありがとう!
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