表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

32/130

番外編 2−4 魔法は体力から(ステラ視点)


それから毎日、朝早くに第三へ転移する迎えが来て、沢山走った後に朝ごはんを食べ、夕飯まで“研修”を受けるという日々が続いた。

はっきり言うなら地獄ね。


夜、ベルと進捗を確かめて自慢し合うのが楽しみになっていた。


薄緑の言う通り、辛いし大変だったけれど、段々と走れる距離もペースも上がっていった。

自分でも意外なくらいには“研修”と言うものを楽しんでいたはずだ。


だからこそ、とでも言えばいいのか。


1週間と少し経って、あたしは魔法を、エリックは剣を、初めて習う日がやって来た。


「ステラちゃんっ、できてるよぉ〜!」

「わぁ……!!」


自分の手のひらから握り拳一個分程度だったけれど、火の玉が出た。

凄く嬉しくて、同時にベルに自慢したくなった。


あたしはもうこんなことができる。

ベルを守っていける。

……一緒に頑張ろうって、どうしても言いたかった。


こげ茶に言ってみたら良いよと言われたから、お昼休憩の時に、第四号店へ転移させて貰って。

見て頂戴って何回も、凄く疲れていたけど、頑張った。


「わ、凄い!ステラ、凄いね!!」

「ふふっ、そうでしょう!」


流石に疲れて、火の玉を消す。


どっと疲労が襲い掛かってきたけれど、莫大な達成感と高揚感に比べればなんてことなかった。


「ねぇ、それ、どうやるの!?」


興奮した様子でベルにそう問われる。

あたしは嬉しくなって、つい、教えてしまったのだ。


……魔法は体力からって教わっていたのに。


「っあ、でき――」


目を輝かせて小さな火の玉を作り出したかと思えば、そのままベルは気絶した。


「ベル!?どうしっ――!?」


ここで忘れてはいけなかったのは、あたし自身も限界だったってこと。

その後あたし達は、あたしを迎えに来たこげ茶に見つかったらしいけど、かなり危ない状態だったそうだ。

特に、ベル。


魔法っていうのは、魔力だけじゃなくて、体力も気力も使うみたいで、ベルは丸一日、目を覚まさなかった。




読んでくれてありがとう!

いいね、ブックマーク、コメントなど、このお話を少しでも面白いと思ってもらえたら(主に作者のやる気アップに繋がるので)、評価の方よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ