第205話 √2-10 G.O.D.
テコ入れなお色気回?
シャアアアアア、と水が床のタイルを弾ける音が聞こえます。
人が六人ほど余裕で経てそうなスペースのあるシャワー兼洗い場で女性が
髪をたくしあげてシャワー口から出る適温なお湯を浴びています。
そうユウジ姉が、現在シャワーを浴びているところです。
流れるようになめらかで、丸みを帯びた肢体にそれぞれのパーツも素晴らしいほどに整っていますね。
細身ながらも出るところは出ている、アイドル顔負けでなんとも私からみると非情に羨ましい体つき……何食べたらあれほど大きくなるのだろう。
それでいて学校生活と生徒会から家事までこなす万能超人なのに……弟溺愛要素が残念過ぎるのは気のせいだろうか?
……ある種それぐらい、崩れた姿を見せられるだけでも人間味帯びていていいのかもしれませんが。
ちなみにDVDやBDを売る為に湯気が働いてくれています、レッツ売上向上!
「ふん~♪」
シャアアアアア(見えないサービスシーン中)
思ったんですがこの作品お色気少ないですよねー、まあスタッフの技量がないせいなのもあるんですが。
あとは特殊性癖過ぎて載せられないとか……いやスタッフ、スク水フェチやら汗フェチやら結構高度なものがあると思うのですが。
ある意味健全な青少年的色気要素でなく、陰湿な上級者向け色気要素の比率が多いのはどうしたことでしょうね?
シャアアアアア(心の眼で見るサービスシーン中)
というか今回の更新はこんな出来損ないの色気シーンで終わりそうなんですが。
確かにかつての同じ状況での片付けシーンが省かれたのは時間的な都合だとは思いましたよ?
それでいて、今度ばっかりはじっくり4話ぐらいかけるのはどうかと思うんですけど。
シリアスな展開に入るとコメディ要素展開出来ないのは分かるけど、序盤で出し切ろうとするのは駄目なんじゃないかな?
だからこの作――スタッフはガチで描いてみてもギャグにしかならないんですよ!
クソゲヱってのは皮肉とかでなく予防線ですか? 自分の技量不足による予防線ですか?
はぁ……まったく。こんなこと言われたくなかったら、思い出したかのようにナレーター単独回出さないでくださいよ。
シャアアアアア(上級者なら全てを見透かすサービスシーン中)
「はぁ……ユウくん」
このバカ姉は……もうユウジ姉とかゴロ悪いせいで使いたくなくなりました。
年上だろうと天の声では聞こえない! 今までも容赦してませんでしたし、実際ユウジのことになるとバカになりますからね、ユウジバカですね。
「はぁはぁ……ユウくん」
シャアアアアアくちゃ(余計な音は聞き逃さない紳士達の見るサービスシーン中)
「ユウくん……ユウくんっ」
あれ? これヤバ目? フェイク? それとも…………いや、ないですよね?
バカ姉、表情見えないですけど大丈夫ですよね?
「ユウくん……すきぃ、ユウくん」
…………(汗)ああ、スキーですか。スキーいいですよね、寒いですけど爽やかで良いスポーツですよね。
きっとこのユウジ姉も上手なんだろうなあ、ぜひ一度見てみたいなー
「ユウくぅん、私ユウくんのことがぁ……」
シャアアアアア●●●●(規制の限界で心を研ぎ澄まして見るサービスシーン中)
マイク切断! 映像根絶! はい、しゅうりょーしゅうりょー!
終わりだよー、はい公開録音の人は帰った帰った! 見せものじゃないよー、続きは十八禁OVAでねー
な、なんか足音がこっちきますね……! あ、あなたは某知事の――
アニ●フェア参加団体激減で東京都涙目の要因をつくった石●じゃないですか! まずい消される!
いやああああああ、こっちこないで石●! 決してヨスガってなんかないですって!
本当ですよ? フェイクです。これは青年漫画にありがちなフェイク――それもアウト?
それぐらい許しなさいよ! 自分だって若気の至りとは言い切れない官●小説――
「ユウくん、すきぃ」
バカ姉いい加減にしろ!




