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@ クソゲヱリミックス! @ [√6連載中]  作者: キラワケ
第九章 G.O.D.<出会い>
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第202話 √2-7 G.O.D.

本調子ではないです、ちょっと変な部分あるかも

「ということで、神様拾った」

「………………はい?」


 俺がそんなことを言ったユイの反応は以上の通りだった。


 俺は肝試しチェックポイントである神石前で、神様でホニと名乗る少女と出会う。

 居合わせた姉貴も見たそうだが……少なくとも普通の人ではないかと。

 狼の化身とのことで、力を入れると耳をぴょこり突き出されることが出来るらしい。

 ここまで真面目に語って来たつもりだ、だがしかしもう我慢できねえ。


「可愛いよな? この子」

「………………」


 かわいいよね? 庇護欲に苛まれるほどかわいいよね!

 なにちょっと古風なセーラーが、人形のように整った顔や、すっきりとしたスタイルに綺麗な黒髪が良く合う!

 なんというか、妹系? しっかりもので「お兄ちゃん、わすれものだよー」とか駆けよって来るの。

 かー、たまらねえ! それにイヌ耳だってさ! もう素晴らしいよね、むっちゃ可愛い!

 ああ、ホニさんは可愛いなあ! 部屋に連れ込んで普通の意味でじゃれたい! 


「なにこれかわいい」

「だろー?」

「これはどこで拾えるのですか、ユウジ殿」

「神石の前で、お供え物にお揚げだしたら……どこからともなく可愛いこの子が」

「なんだ……だと! な、名前はなんと言うのでしょうかっ」

「我は農作物を司る土地神、ホニだよ!」

「……ガチで可愛いな」

「ああ」


 オタクは実際は「萌えー」とか言わないものだが、これは萌えざるを得ない。

 かわいいものはかわいいから仕方ない。かわいいものを愛でる、それは自然の摂理也。


「ユ、ユウくん!? どうしてこの子がついてきてるのっ」

「我は土地神から守護神へと変わったこともあって、それでこの方に憑かせてもらいましたー」

「憑く……ということはあなたは――」ばたんきゅー。

「お化け――じゃないよ、ってええ!? 大丈夫?」

「おーい姉貴帰ってこーい」

 

 駄目だ気絶してやがる。てか姉貴も居合わせたじゃんか!

 というか憑かれた印象が皆無だ、肩が重い訳でもなければ何の違和感もない。

 ただあるとすれば身近にホニさんを感じるということぐらい。それが曲がりなり守護神ということになっているのだろう。


「……ふむふむ、既定路線じゃな」

「桐、何か言ったか?」

「なんでもなーいよ☆」


 なんだかんだで、突然目の前に現れたホニさんは、次第に溶け込んでいく……っていいんですか?

 普通に誘拐っぽいですけど……そこがクソゲーってことですか、そうですか。

 状況を整理しましょう。


 まずは。

 ・四月二〇日からまた二〇一〇年がはじまっているということ。

 まずは、ですね。既に十二月を越えて年越しをして二〇一一年を迎えた上で、春も訪れていた。

 そこまではいいのですがある日を境に年が二〇一〇へと戻り日付も去年の四月へと逆戻ってしまったということ。

 ・ユウジは姫城と付き合っていた頃の記憶は消えて、それ以前に姫城と付き合い初めて問題が解決ししたところまでの、全ての登場人物の出来事が無くなっているということ。

 にしては、ホニさんが居ないことは分かるとしても、何故かユイが同居しているのはそのまま継承されているんですよね。

 ・桐の行動・発言。

 後半になって、殆ど姿を現さなかった桐。ほかにも突然ユウジの決意を確かめたりしていて、不審な感がありましたね。

 ・ユウジが知っていること、知らないこと。

 ユウジは冒頭でマイの事件を知っていた、けれど本人は無自覚で本人そのものは覚えてはいなかった。

 ほかにも自分の行動が制限されたり、見知らぬ自分に操られていたり――


 んー、いったい何が起こっているのでしょうね。

 おそらくは、この世界にスライドされたゲームがリセットされたかのような状態な訳です。

 そうして生徒会へ入ることが無くなり、おそらくは未来が変わり生徒会役員とユウジとのつながりが途絶えたことなど。

 かなり混沌とした事態になっているようです。そして、ホニが住み始める……生徒会を覗けばほぼ順序、前の展開通りですね。


 

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