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@ クソゲヱリミックス! @ [√6連載中]  作者: キラワケ
第二十章 この中にもう一人、幼馴染がいる! ーなかおさー
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第693話 √7-26 『ナレ視点』『七月某日』

※ストックが尽きるまで二日に一回投稿になります



「第十三回『ユウ兄を見守る会』の会合を始めます」



 薄暗い部屋にて、といっても照明を付けていないだけで太陽の日はほどほどに差しているのですが。

 あ、どうもナレーションです。

 なんかお久しぶりな気がします、最近ずっとユウジとユキの視点ローテションでしたもんね。

 それ以外の視点の方々はこれまでどうしてましたって? それを今から話そうということなのです。


「『わー』」


 会合メンバーはミユ、ユミジ、桐、ホニさん、ナタリーでお送りします。

 勝手に実況は私ナレーションです、多分ユミジあたりには感づかれてると思いますが別にいいでしょう。


「最近、兄のようすがちょっとおかしいんだが。」

『下之ユウジの監視をやめたミユにどうして分かるのでしょう』

「前からじゃな」

「もう二ヶ月ぐらい経っている気がするかな」

『そだねー』


 ミユが切りだすと、何故かミユの言う事が微妙に否定されるというかユミジ・桐・ホニさん・ナタリーの順にツッコミが入っていた。


「いや……言ってみたかっただけだし」


 まさかユウジがTST付けているわけじゃないですし、いきなりミユは何言ってるんでしょうか。


「でもそうじゃない? なんか、こう色気づいているというか」

「そもそも報告・連絡・相談は大事じゃろうに! 最近はまるでユウジは自分のことを話そうとしない!」 

「我もちょっと聞きだそうとするとはぐらかされている気がする」

『それあるー』


 というか一応聞きだそうとしてるんですねユウジを見守る会……。

 

『そう言う桐は下之ユウジのことを今は把握できないのですか?』

「ぐ、ぐぬう……ユウジの行動・心境把握もわしの二十の能力の一つでの、さっぱりなのじゃ。これまでのわしがオンライン環境にあってアプリも使い放題じゃったのが、今のわしはオフラインで何もできない状況じゃ」

『まじまんじ』


 なるほど、桐は能力の喪失で今ユウジの行動や心境把握が出来ていないわけですか。

 まぁそれが本当は正しいんでしょうけどね、もちろん私の中の人も他の人のことが分からないのが普通なんですけどね。

 そしてさっきユミジが煽るようにミユに言っていましたが、ミユもユウジのPC上での監視をやめたことで実際に目と耳で知り得た情報しか知らないようです。  


 ……さっきから適当なこと言ってるナタリーは本当になんなんでしょう、キャラ付けしようとしてるんですか。


「ということでユウ兄を見守る会の今日の活動としては、ユウジの近況について予測しよう! ってこと」

『なるほど、面白いですね。大喜利みたいな感じでいいですか』

「この人工AIマジでなんなんじゃ……」

「駄洒落みたいな感じですね!」

『いや、そもそもユミジはそこんところ分かるんじゃ?』


 ナタリーが普通にシャベッタアアアアアアアアアアアアアア!


『そこんところ、とは所さんの』

 

 確実に”学校で教えてくれないこと”ではないです。

 人間染みたボケが板についてきすぎですよユミジ。


『別に隠す必要もないよね、もう規制とかないんだし』

『確かにそうですが――黙っていた方が面白いですから』

「そろそろこのユミジとかいうのシメたい」

「なぁ本当にこやつ人工AIなのか、実は中の人がおるのではないのかの」

「ゆーもあせんす!」


 なんか楽しそうですねこの会合、私も混ざりたいんですけど入会料はいくらですか。


「じゃあユミジは近しい答えあったら脱いで」

『わかりました』

「なんじゃと!?」

「いいの!?」

『そのCGモデル脱衣出来るんだ』


 最近のCGは進化してますね。


「じゃあ私の予想、まず二人は付き合ってる」

「なんとなく分かるのう」

「それはちょっと分かります」

『それあるー』


 四人も大体同意見のようですね、果たしてユミジの反応は――


『まずニーソックスを脱ぎます』

「描写範囲外のこと禁止!」

「くっ、わしに能力があればニーソックスを脱ぐ場面もバッチリだというのに!」

「ほっ(過激にならないでよかったと安堵するホニさん)」

『曖昧な世界ではユミジのモデリングストッキングだったんですけど、ゲーム機版とは設定違いですか?』


 なんかナタリーがマニアックなこと質問してる……。


『あれは曖昧な世界早期予約限定特典なので、今は通常版でニーソックスです』

『理解しました』


 何の会話してんの人工AIと鉈の妖精さん……。


「もうなんか話ズレちゃったんだけど! 脱いだってことは合ってるってことね!」

「ではワシから……ユウジはAまでは行った、なんてことあるのかの」

「それはまだ早いんじゃ……」

『キス最速記録は私だし大差ないね』


 思い出させられたけどてめえこの妖精、私のルートで好き勝手やりやがって屋上へ来いよ。

 というか桐が一応ボカした隠語をバラしてますよナタリー、そしてホニさんは意味分かってるんですね。


『靴下を履きます』

「それはどっちの意味なんじゃ!?」

「違うってことだろうけど、付き合って何もしてないってこと?」

『パンツを履きます』

「ちょっと待って今まで履いてなかったのこの人工AI頭おかしいの」

「はれんちです!」

『痴女の人工AI……新しい』


 そんな新しさはいらない……。


「ということはユウジさんえっとその……Bまではしてるってことでしょうか」

『パンツを脱ぎます』

「脱ぐな脱ぐな」

「むむぅボディタッチまでは……なかなか、進んでおるのう」

『Cまで行ってたらまた心臓止まってた』


 ナタリーのその反応しにくいネタやめてくれませんか、もしネタにしていいなら成仏して。


「ということはキスもしてボディタッチもしておるのか……驚くほど手が早いのう、失望しましたユウジのファンやめます」

「ユウ兄……ちょっと節操ないんじゃ」

「我はそんなユウジさんでも、大丈夫!」

『よゆー』


 桐はユウジのファンだったのかというマジレスはしない方がいいですか。


『ちなみにAもBもユキからです』

「『えっ!?』」


 そりゃ驚きますよねえ。


「それはつまりユウ兄が……どういうことだってばよ?」 

「ということは何か! というのはユキからキスをして、ボディタッチもしたのか!?」

「ユキさん……」

『クラスのアイドルとも目されるあのユキが……人は見かけに寄らないなあ』

『というよりもAよりBが早かったです』

「『ええええええええええ』」


 ボディタッチというよりπタッチと言いますか……。


『それではここで問題です、ユキの告白シチュエーションとはなんでしょう、それに付随した行動もどうぞ』

「え! うーんと、例えば場所は……こ、校舎裏?」

『帽子を脱ぎます』

「さっきまで無かったじゃろ! キスをした、とかかの」

『靴下を履きます』

『ということは……ボディタッチとか?』

『セーラー服を脱ぎます。ではボディタッチとはどこ、でしょう』

「ボディタッチで告白!? どこ……って、その頭とか」

『ジャージを着ます』

「ジャージ差分用意しとるのか!? で、では臀部かの」

『ジャージを履きます』

「じゃ、じゃあ! む、胸とか!?」

『ブラを外し<自主規制>』


 このままだと十八禁水域に突入するので強制終了!

 いやほんと女子会って怖いですよほんと!


 ということでオチは、無しです!



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