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@ クソゲヱリミックス! @ [√6連載中]  作者: キラワケ
第十三章 気になる彼女は○○○で×××で。
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第354話 √3-6 気になる彼女は○○○で×××で。

やったあ、ネタおもいついた~

五月三十一日。



 テスト期間などの関係で、体育祭の通常生徒が関わりだすのは主にこの頃、体育祭まで十日ほどの時期である。

 水面下では俺ら生徒会や、クラス選出の体育委員兼体育祭委員が動いていたわけで、なんとか折り合いを合わせる訳だ。

 ……そのせいで、勉強会こそ開いたものの頭に叩き込む形になって結構に危うかった。

 そんな中でもクラスでも高い順位をさりげなくかっさらうユイが何なのか分からない、何か秘訣でもあるのだろうか?


「とりあえず、ちゃっちゃとやろう!」


 会長が言うまでも無く、生徒会はシンと静まり返って沈黙のもと、プリントをパラパラとめくり、鉛筆がチェック帳を走る音しか聞こえなかった。

 今生徒会が何をやっているかと言えば、体育祭での参加競技がクラスごとに振り分けされたものを体育祭委員が作り、人員の過不足などの何かの間違いが無いかチェックを入れる。

 書記のチサさんはノートパソコンのキーボードを叩いて、体育祭委員との共同で”しおり”を作っている最中で、今は体育祭委員に頼んだものの調整をしていた。


 そういうわけで、いつにも静かさが増す生徒会だった。

 一応真面目だ、うん。


 てかクラスでの競技決めはカオスだった。

 なんだよ、委員長のヤツ唐突に競りっぽく演出しやがって。そこから熱血野郎、と熱血女(福島)のデットヒートに唖然とさせられるばかりだ。

 俺はユイと二人三脚に……ああ、ユキか姫城さんが良かった。


「シモノ、手が止まってるよ!」

「すいませ――って会長は何やってるんです!?」


 なぜか会長は漫画片手に、イチゴ牛乳を飲み、書類でただでさえ溢れかえるテーブルの上にマシュマロの袋が置いてあった。


「え、生徒会を勉強してるんだよ?」

「それはなんですか、類似キャラを見ていて悲しくなりませんかね」


 なんという高度な自虐ネタなんだ。おそらく本人に自覚がないのが一番に痛々しい。


「ちがうちがう。生徒会でも――役員共の方だよ」


 自虐とか言ってる場合じゃねェ!


「誰だよ! いくらマガヅン連載だからって単行本渡したヤツは!」

「アタシだ(キリッ)」

「どや顔で言うんじゃねえ、この変態グルグル眼鏡が!」

「ねーねーチサ”君なりの露出プレイ”ってなにー?」

「え……そう……ね」


 流石のチサさんも冷や汗だった。なんだろうか突然”子供のつくり方を教えてー”と子供に言われた親の心境なのだろうか。


「ろ……ロシアに家出するという高度なプレイのことかしら」


 それは高度だ! 不法入国だったらシベリア送り確実だぞそれは! 


「そうなんだー、ナーランダー」

「「(何故に世界最古の大学遺跡が!?)」」


 なんとかスルーを決め込んでいた、俺とチサ以外の生徒会役員も内心ツッコんでいることだろう。


「……よく分かんないから、他の読も」

「「(仕事しろ)」」


 ちなみに会長には、体育祭での宣誓の言葉を考えて貰っている(ようするにあんまり役に立たない)

 それでもこんな多忙時に我が道を行かれては、他役員にとっては面白い光景ではない。


「アスちゃん、出来たの?」

「ま、まだ! あと少しなんだよ……あとはキリンの首ぐらいなんだけどなあ」

「「(長い、先は長いぞ!)」」


 いつまでもオフサウンドツッコミをしていても仕方ないので作業に集中する。


「なるほど……第一生徒会が白科学で、第二生徒会が黒魔法、第三生徒会が中立の商業組合かあ」

「「アス○クラインの生徒会から学べるものってなんだ!?」」

 

 ちなみに、元ネタを知っている俺とユイのツッコミだけだと思う。


「なんか最終巻丸投げだから、後で読もう」

「「(分かる!)」」


 ちなみに、元ネタを知っている以下略。


「えーと……まほろ○てぃっくは――」

「「もはや生徒会関係ねえな!」」


 ちなみに、略。


 まあ会長にペースを崩されながらも作業は続くのだった。


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