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@ クソゲヱリミックス! @ [√6連載中]  作者: キラワケ
第十ニ章 O:オリジナルV:ビジュアルA:アフター
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第337話 √a-OVA2 だぶるらぶれたー

短くて申し訳ないです

「むー……」


 ええと、ユキだよ。突然なんだけどね――


 友人が付き合い始めました。


 うん、至って普通の出来事なんだけどね?

 でも……うーん、その組み合わせがね。


「(ユウジとユイだなんて……)」


 友人と友人が付き合い始めるって、友人な自分の身からしたら複雑……なのも確かなんだけど。


「はぁ……」


 逃がしちゃった、告白の機会。

 ユイじゃないよ! ……ユウジにだよ。最近生徒会でユウジは忙しくなって、話す機会も減って……そっか、そうなんだよね。

 それでも、私はきっと告白なんて出来なかったのかも。


「(だって気まずくなるのは嫌だもんね)」


 でも、あまりにも変わった気がしないんだよね。

 話すユウジとユイの様子は本当に変わらないんだよなあ……私もそんな言う程には変わらない関係を望んでいたのかも。


「(だから……少し羨ましい)」


 ……ユイは寝取っていいって言ってたっけ?

 いや、だめだって私。大切な友人が付き合い始めたんだから祝福しなきゃね。


「(でも……なんか腑に落ちない)」


 マイさんはどう思ってるのかな?

 マイさんもきっとユウジが……す、好きなはずで。あのあと聞いてどう思ってるのかなって、思うわけで。

 それに……何か、引っかかる。突然見せられたユイの素顔は可愛くて、そしてあのユイの素顔に――


「はぁ」

 

 まだユウジ達との合流を待つ登校前の時のこと。



* *



「…………」


 マイです。突然なんですが――


 ユウジ様とユイさんが付き合い始めました。


 なんというのでしょうか……あまりにも突然な出来事に昨日からずっと考えていました。

 ……確かに私からみてもユウジ様とユイさんは、かなり仲が良くて、でもそれはきっと友達止まりだと――思っていて。

 それが、数日前に突然に……付き合い始めるだなんて。


「(告白の機会を逃してしまいました)」


 え、えと。一応告白をしたのは確かですけど……あれは自分から無しにして――!


「(私はなんて惜しいことを……)」


 ああああああ、凄い後悔です。


「(それでも」


 私は決意したはず。振り向いてくれるまで、待つと。


「(…………)」


 そういえばユイさん可愛かったですね……羨ましいぐらいです。

 ……? そういえばあの顔は、どこかで――


 ユウジやユキ達を待つ登校前の時のこと。 



* *



 起床の後に朝食を終えて、身支度を整えた後に家を出る。


「(なんか姉貴と桐とホニさんの様子が変だったな……)」


 なんというか、皆落ちつかないというか。俺とユイを何度も凝視しているというか。

 姉貴と桐は不機嫌で、ホニさんはなんというか複雑な表情をしていた気がする。


「?」


 女性ってのは相も変わらず分からないもんだ。


「ユイ、準備できたかー?」

「ぬい!」

「じゃあ、行ってきます」

「行ってきまっ」


 ホニさん「行ってらっしゃいユウジさん、ユイ」と見送られて学校へと向かった。

 そして――この数分後にはユキや姫城と合流する。



* *



「ユキさん」

「なに?」


 登校してから席に座っているとマイさんがやってきて聞いた。


「……ユキさんは見覚えがありませんか?」

「見覚えって?」

「あのユイさんの顔です」

「ユイ……」


 私の疑問の一つでもあった。そのことをマイさんは聞いてきた。

 そして、ある一つのことを思い出す――


「っ!」

「ユキさん?」


 そうだ。やっぱりに、あの時の――夏祭りのときの。


「マイさん……夏祭りを覚えてる?」

「……! もしかして、あの時にユウジ様と歩いていた……似ています」

「そうだよね! ということは」


 もう、あの時から……?


「それに覚えていませんか? ユイさんが言った、あることを」

「それって冗談じゃ――」


 え、え、えと。


「「…………」」


 ええええええええええええええええ。


「聞きにいこう!」

「聞きにいきましょう」




 続くようですよ。   

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