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@ クソゲヱリミックス! @ [√6連載中]  作者: キラワケ
第十一章 彼女は彼に気付かれない
190/648

番外21話 @ クソゲヱリスタート! @<体験版1>

時間がないので以前にGAYM投稿したネタを一つ。

ちなみに次回作での追加ヒロインの一部となりますー

 お試しってヤツです。

 時間がないのでこれで許してください。

 あからさまな更新稼ぎで申し訳ないですー



 △咲夜サクヤ


 

 立ち位置[藍浜高等学校一年一組]

 一人称[?]

 髪[銀ロング]体[普通]特徴[美術部、おとなしめ、絵が崩壊的に下手]


 ■特徴B

 物静かだが信頼した相手に対しては積極的に接する。

 腰まで伸びる銀色の髪。髪型はストレートヘアー。スタイルは一般的。

 絵が崩壊的に下手。

 特記[マーボー豆腐星人さん考案・クソゲヱリスタート!追加予定ヒロイン]



* *



 何を思ったのか俺は美術部にやってきた……一応理由はあるのだけども。

 美術部の活動は通常授業でも使われる美術室で行われている。

 

 美術部員は10数名ながら半分以上が今年卒業する3年で、実質半分が現美術部員。

 そうして「シモノ、部員の人数確認して来て」という会長ご達しでやってきたのだ。


 コンコンと扉をノックして。


「生徒会です、人数確認をしたいのですがー」


「……」


 返事ナシ。もしかして居ないのか?


「あのー」

「……どうぞ」


 部屋から聞こえるのは弱く小さな声。


「失礼しますー」


 ガラガラ戸を引くと、そこにはイーゼルに載った板で張った画用紙に鉛筆を走らせる美術部員が1人いた。


「……」


 女子美術部員だ。

 しかし美術部は少なくとも4、5人は居ると聞いたのだけども……


「少し、お時間いいですか?」

「……はい」

「ええと、美術部員は今何人在籍していますか」

「……」


 はーい、無視。


「……二年生一人と三年生五人です」


 ではなくただ単に応答が遅かっただけか。


「二年生一人は……あなたですか?」

「……はい」

「ええと、最近部活を止めた人とか――」

「……二年生が四人辞めました」

「あ、そうなんですか」


 そんな一気に辞めるもんかねぇ……


「それじゃ時間を取らせて、すみませんでした」

「……」

「失礼しましたー」


 うーむ……不思議な娘だなぁ。

 2年ってーことは同学年か、クラスはどこだろうか?


 まぁいっか。次の仕事もあるし。 ああ忙しい忙しい。




[※お試しにつき]



= 数ヵ月後 =




 文化祭直前、何故か俺は駆り出された。


「これ、どう思う? シモさん」

「ってかなんだよ、その呼び方は」


 俺は文化祭で使用するアーチ制作を手伝っている。

 まぁ以前話した通りだが、絵はそれなりに描けたので会長に「シモノ、美術部手伝ってきてー」

 と、まるでスーパーの買い出しを頼むがごとくに長期間の時間的拘束が決定した。

 

 なんでやねん。


 そう思いながらも真面目な俺は、夏が僅かに残る九月に美術部へ訪れている訳だ。

 文化祭は十一月。 まだ二ヵ月もあるなんて甘っちょろいことを抜かしやがったら全力で殴る。

 二ヵ月しかない上に先輩は殆ど来れず、実質サクヤ一人が為に俺が派遣された訳だ。


「相変わらず、独特の画風だね」

「む、それは褒めているの?」

「二割ぐらい?」

「八割は嘘ってこと!?」 

「いや、皮肉」

「ひどい!」


 正直言って素人同然の俺から見てもサクヤの絵は上手いとは言えない。

 俺は殆ど模写専門だからどうのこうの言えないが、美術部員にしては……だ。

 しかし構成能力や創造力は目を見張るものが有って、彼女には度々驚かされる。

 

 そんな訳で、仮美術部員化した俺は今日も口と手を動かしながらアーチ制作に勤しんでいる。






 △レイ

 

 立ち位置[藍浜高等学校一年三組]

 一人称[?]

 髪[茶ショート黒混じり]体[スレンダー]特徴[ソフトボール部、ピッチャー]


 ■特徴B

 勉強はさっぱり。成績簿にはあひるが並んでいることだろう。喧嘩はほとんどしないが、握力と腕ずもうはクラスの女子一。

 女子とは普通に会話をするが、小学校四年生の頃から男子と話していない為男子との会話はしどろもどろ。ほとんど喋ることはない。筋力はもしかしたらクラス一かも……。

 特記[JAMさん考案・クソゲヱリスタート!追加予定ヒロイン]



* *



 なんとか意識が戻った。するとそこは、保健室だった。


「あ、あの……」


 側から声を聞こえたので向いてみると――


「……」


 茶髪と僅かに黒髪の混じったショートヘアーのソフトボール部のユニフォームを着た女子が座っていた。


「ほ、本当すいやせんでしたぁっ!」


 謝られた。


「え?」

「い、いや……あの、ボールを……」

「あー」

「本当にすみませんした……」

「……」


 どう返せばいいのだろうか? なんというかあまりにも謝られるので怒りが沸きもしない。


「保険医は……別状が無いとか言ってたけど」

「そーなんだ、ならいっか」

「え」

「そういえば誰がここまで……?」


 女子ソフトボール部員数人動員か? 悪いことさせちゃったかねぇ。


「いえ、アタシが」

「え、一人?」

「はい」


 人ってすげえ重いんだぞ? 俺でも男子の平均体重はあって決して軽いわけでもないのに……すげぇ! めっちゃ力持ちだな!


「ほんとすみません……」


 まぁ、しょっちゅうだし。去年はあんなことやこんなことで何回も命落としかけてるんだからまだ良い方だ。


「まぁ、これからは気を付けるよ」

「気を付ける……よ? え! いや、なんで! 悪いのはアタシで」

「俺も気付かなかった訳だし、そっちも意識的じゃないんだろ?」

「っ! そりゃそうだけど……」

「ってーことでお互い様」


 ……本当は何か違う気がするけど、色々経験しきった身としては謝られただけで十分だ。


「部活途中だよな?」

「ああ、うん……」

「まだ部活あるんなら行ってきなよ、俺は大丈夫だ」

「で、でも」

「ほら、気にしない気にしない」

「……そんじゃ、お言葉に甘えて行かせてもらいます」

「じゃあな、行ってらー」


 彼女は保健室を出ると走って行った。遠のく足音がそう物語っている。

 そんな訳で彼女と出会ったのはこの時、この瞬間だった。





 ▲愛坂アイサカひだまり


 立ち位置[藍浜高等学校二年二組・保健委員]

 一[自分、私]

 髪[]体[スレンダーで作中で珍しくツルペタ]特徴[エロ委員]


 

* *



 俺は朝っぱらから桐と一戦を交え、負傷しながら学校に辿りつき保健室へと滑り込んだ。

 そこには朝早いからと保険医はおらず、保険委員こと愛坂ひだまりが、何故かいるのだった。


「――先生はいないよ……って下之君!?」

「やぁ」

「”やぁ”じゃなくて! なにその深い傷っ」

「まあ」

「”まぁ”で返されても分からないから! はい、そこに座るっ」


 言われるままに丸椅子に腰かける。そして消毒液を含んだ綿が傷口に触れ、激痛が走る。


「いてぇっ!」

「下之君ってよく怪我するよね……ドジなの?」


 なんともグサりと来る言葉を平然と寄こしてきやがって。


「ふっ、違うな。これは俺の運の悪さの賜物だ」

「いるよね……」

「なにが”いる”んだよ!? 最後まで言えっ」

「いうよね……」

「古いぞ!? そしてそこまでテンションの低いモノは初めて聞いた」

「みせて……」

「テンション低くしながらも荒く息を吐いて目をギラつかせながらズボンを脱がしにかかるなっ! やめろって、いやマジでそれは――な、なんでユイがいるんだよ! 見舞い? でもお取り込み中……って違う誤解だっ! うわあユキもマイもいるぅ……いやこれはかくかく――言わせて! 少しは言わせて、ぎゃあ」


 俺が正座させられ、言葉責めを受けている間。愛坂は異様に嬉しそうだった。

 なんだ、俺が尻に敷かれているのが見れてそんなに楽しいのかあ! ちくしょうめえ、覚えてやがれっ!




葉桜ハザクラ飛鳥アスカ



 立ち位置[藍浜高等学校三年?組・生徒会生徒会長代行]

 一人称[私]

 髪[赤ショート]体[少女体型]特徴[ロリ会長]



* *



「シモノっ、しっかりほらほらさっさとキビキビ働くっ!」

「へいへい……会長、三年なったからって威張りすぎじゃないですか? 張る胸はないですけど」 

「先輩への態度として不適格な上に、私の身体的特徴をやり玉にあげるなんてぇっ!」

「いや、なんですか。去年から一寸たりとも変わっているようにも見えませんよ。まさか”固定化”の魔法でも――」

「ゼロ○使い魔の世界観で語らないで! それに……い、一ミリは変わったもん」

「会長はそのままがいいんです」

「え……で、でも早くおっきくなりたいんだよ」

「牛乳飲んで、ドリブルでもしとけばいいんじゃないですか?」

「ロウ……ラノベ攻めみたいだけど、大体が分かる私ってなんなの!?」


 生徒会の○存の登場人物に類似しちゃった合法ロリなキャラですよ、会長。 

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