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月の少女A  作者: 水菜葵
6/6

6話 予定が変わっても一緒に過ごせる嬉しさ

 外から聞こえるパチパチと鳴る音に気がついて目が覚めた。

 4人で海に行く日の朝。

 外を見ると大雨が降っていた。

 携帯を見ると佳奈からのメールが届いている。

「雨降ってるから隣町の屋内プールに変更ね!」

 雨降って海が行けなくても佳奈はよっぽど水着が着たいようだ。

 とりあえず返信しとかなきゃ……

「了解〜」

 シンプルにこんな感じでいいかな?

 陽菜ちゃんの水着姿が見れるのならどこでもいいし泳がなくてもいいしね!

 そんなことを考えながら用意していると佳奈からのメールが来た。

「水着忘れないようにね!」

 プール行くのに水着忘れるわけないじゃん……

「私は忘れないから佳奈こそ水着忘れないようにね!」

 こんな感じでいいか。

 それにしても陽菜ちゃんの水着姿楽しみだな〜。

 荷物をまとめ家を出て好きなバンドの歌を聴きながら駅まで歩く。

 電車に揺られ窓の外を見るとこの辺りはすっかり晴れている。

 駅に着くと既に3人とも揃っていたけど陽菜ちゃんだけなんかしんどそう……

「あ!瑠奈!おそいぞー」

 佳奈に急かされ少し小走りで向かった。

 まだ集合時間になってないのに……

「まだ集合時間2分前だよ!セーフ!」

「集合時間15分前が常識でしょー」

 そんな常識聞いたことないし……

「ところで陽菜ちゃんしんどそうだけど何かあったの……?」

「この馬鹿の佳奈がまだ集合時間になってないのにさっきの瑠奈と同じように急かして走って駅から来たんだけどそのせいで息切れしてる……」

 何やってんのよ佳奈!陽菜ちゃんをこうした罪は重いぞ!

「陽菜ちゃん大丈夫……?」

「思ったより体力落ちてたみたいで……大丈夫です……」

 時折聞こえる陽菜ちゃんのハァハァといった呼吸音が凄く色っぽく聞こえてしまう……

「もう佳奈ー!」

「ごめんってー!そんなことよりはやくプール行くよ!」

 なんか今日は佳奈がいつもよりグイグイすすめるな……

 屋内プールにつくとやはり人がいっぱい居た。

 更衣室で着替える時も周りに知らない人ばかりで少し恥ずかしい……

 陽菜ちゃんの着替えをずっと見てると陽菜ちゃんが私の方を向いて少し笑ってくれた。

 もう相変わらず私の陽菜ちゃんすごい可愛い!

 陽菜ちゃんの着替えをずっと見ていたせいで私は全く着替えておらず3人とも先に出ていってしまった……

 はやく着替えて陽菜ちゃんと泳ぎたいな……

 更衣室を出ると佳奈と咲良はすぐに見つけたけど陽菜ちゃんが見当たらない……

「陽菜ちゃんどこ?」

「さっきみんなの分の飲み物買いに行ったよ〜」

 みんなの分の飲み物買いに行ったってことは2本しか持てないだろうしもう2本は私が持ってあげたいし……

「陽菜ちゃんのところ行ってくるよ」

 飲み物売り場のすぐ近くに陽菜ちゃんを見つけたけど……

 知らない金髪の男2人に話しかけられてる……

 何話してるかは聞こえないけど……

 陽菜ちゃん怖がってるっぽいし助けてあげたい。

「陽菜ちゃんこんなとこ居たんだー」

 こんな感じで出ていったら周りから怪しまれずに出れるんじゃないかな……

「君この子の友達?」

 金髪の男が話しかけてくる。

「えぇそうですけど?」

 この男の人なんか怖い……

「それじゃ君も一緒にどこかカフェとか行かない?」

 何この人ナンパ?

 ものすごく怖い……

「そういうのいいんで!ほら?行こ?陽菜ちゃん」

 そう言うと陽菜ちゃんは私の手を握って一緒に2人から離れると急に立ち止まって陽菜ちゃんが泣き始めた。

「陽菜ちゃんどうしたの?」

「怖かった……」

 まだ涙は止まる様子を見せない。

「もう大丈夫だよ……」

「うん……瑠奈ちゃんありがと……」

 あーもう陽菜ちゃん可愛い好き!

 陽菜ちゃんが泣き止んでから2人で佳奈と咲良と合流して流れるプールやウォータースライダーで遊んで帰った。

 少しは陽菜ちゃんにいいとこ見せられたかな……

 遊びまわって足とか疲れたから今日はゆっくり眠れそう。

 ベッドに入り眠りにつこうとすると不意に携帯が鳴りはじめた。

 陽菜ちゃんからメールが来ていた

「瑠奈さん。今日はありがとうございました。」

 シンプルなメールだったけどこのメールは一生の思い出になりそうだ。

「また一緒に遊ぼうね!」

 メールに返信をして私は今度こそ眠りについた。

6話です!

期間空いてしまい申し訳ないです!

試験があって遅くなってしまい更に短くなってしまいました!

次回は少し長くできるよう頑張ります!

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