表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/28

春の朝に


 眠らずに朝が来る


 空の色が変わってゆくのを

 独り公園で見ていた

 幸せを求める心と

 自分が幸せであってはならないように思う心とが

 色を変えてゆく空のように混ざっている


 朝が来ることを恐れていた

 一日が始まってしまうから

 人と会う一日が始まってしまうから

 だから夜よ明けないでくれと願った

 けれど朝は来てしまう


 夜明け前の空の美しさが

 朝焼けが始まる前の空の色が

 とても好きで

 とても怖い

 まだ朝ではないようで

 既に朝が始まっている

 そんな時間の空が

 とても怖いけれど

 とても好き

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ