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月を眺める


 毎晩、月ばかり眺めているような気がする


 届かない月を眺めて何になるの?

 そんなことを言われても

 何も言い返せない

 それでも月を眺める

 何にもなりはしない

 そういうものが好きだし

 何かになる何事かはそもそもあるんだろうか


 独りで寒い夜の道を歩き続けるのが生きること

 そんな風に人生を捉えていた

 夜、独りで歩く

 毎晩ではないけれど

 月は照らしてくれた

 月が照らしてくれると

 寄り添ってくれる影が出来る

 独りだけれど

 独りではないと思えた


 月があるのだから、まあいいか

 和泉式部の歌に「冥きより冥き途にぞ入りぬべきはるかに照らせ山の端の月」があったのを創り終わる寸前に思い出しました。

 状況はまるで違うものの、「月」や「冥い途」なんかが出てきて知らず知らずに影響を受けていたのかなあと思わなくもないですね。

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