放送番組「やまびこ」第2号 健康は笑いから
放送番組「やまびこ」第2号です。
健康と笑いを究明しています。
作り笑いから本笑いになるメカニズムは?
放送番組 「やまびこ」 2号
作 葉月太一
冒頭あいさつ
こんばんは。
「やまびこ」第2号を送ります。
今日のイキイキ健康ページは、「健康は笑いから」です。
必ず、作り笑いでも「笑ってみて」下さいね。
(テーマ音楽)(15秒流してフェードアウトする)
「あなたは健康ですか?」と尋ねられますと、私は答えに
窮します。でも、暫くしてから「健康です」と答えます。
「では、その秘訣は?」と更に聞かれますと、また「答に窮
します。そして、質問者がイライラしかける頃、「ええーと、
毎日3食を、ちゃんととっています。それとー、よく笑う
ことです。」と答えます。
私は、戦後間もなくの団塊の世代だからでしょうか。
健康という言葉を聞くと、どうしても「憲法」が頭をよぎり
ます。語呂合わせのつもりはありませんが、中学生の頃に
教わった、「憲法」第25条の「健康で文化的な最低限の
生活」を思い出します。
「健康で文化的な最低限の生活」って、イメージできますか?
世界保健機構(WHO)の「憲章」では、
「健康とは、完全な 肉体的、精神的及び社会的福祉の状態
であり 、単に疾病又は病弱の存在しないことではない。」と
謳っています。
なーるほど、「病気でない」ってだけじゃないんだ!
WHOの定義は分かり易いね。
健康というと肉体的な面を重視しがちですが、
今日は、精神面の健康について考えてみましょう。
それには「笑い」が、一番かな?
最近、笑ったことがありますか?
一週間笑ってないなあ。いや一ヶ月かな?まさか、半年?
みなさん、なんの意味もなく少し笑ってみてください。
はい、どうぞ。
(5秒間待つ)
今、みなさん笑えましたか?
笑えなかった方のために、ここで小話を一席送ります。
あるご婦人が美術館で係の人に
「この絵は誰の作品ですか?」と尋ねました。
係の人は「それはシャガールです」とこたえました。
「じゃ、これもシャガールですか?」
「いえ、それはゴッホです」
「じゃ、これはピカソですか?」「いえ、それは鏡です」
今度は笑えましたか?クスクスでも構いません。
もし、まだ声を出せなかったら、
「は、ひ、ふ、へ、ほ、わ」で笑ってみてください。
はい、どうぞ。
(7秒間待つ)
「は、ひ、ふ、へ、ほ、わ」は、案外スムーズに笑えます。
もちろん無言のニヤニヤでも、声を出してクスクスでも、
キャ、キャ、キャ、キャでもいいです。
何度もやってみましょう。なぜか、明るい気持ちになって
いきます。しかし、周りに人がいたら、あの人可笑しいと
言われるので要注意ですね。
でも笑顔は、伝染しますから、それはそれでいいかもです。
インドの偉いお医者さんが、健康法として毎朝起きてジョ
ギングをする代わりに、みんなが集まって
一緒に笑うエクササイズを提唱しました。
「笑い」で体の緊張している力を抜き、やわらかくするのです。
笑うということは、自分の中にある感情の箱を開けることだ
そうです。「感情の箱を開け」て、よく笑うと涙もろくもなる
そうです。この感情の箱の筋肉を鍛えることで、笑いたくない
気分の時も笑えるようになります。
そして「笑い講」や「笑いヨガ」のように、堂々と大声で笑える
ようになるのです。
不思議と、作り笑いが、本笑いになっていきます。
作り笑いは、機械的で随意的な運動なので、すでに脳の神経
回路が解明されております。本笑いの神経回路も解ってきて
います。然らば、作り笑いから本笑いへの移行はと言うと、
恐らく、一旦大脳の「笑いの体験記憶」の域に入っていって、
本笑いの回路に移っていくのでしょう。
笑いの研究はいろんな内容で解明が進みつつありますが、
笑いが「疲労を予防する。疲労を軽減する」ことは間違いない
ようです。
最近は笑いで、癌の進行を遅らせたり、血糖値を下げるという
研究も進んでいます。
このようなことで、普段から楽しい笑いをして、
疲労やストレスを貯めず、イキイキ健康をめざしましょう。
日本笑い学会編纂「笑いの世紀」を参考にしました。
最後にもう一度笑いましょう。クスクスでも構いません。
「感情の箱を開け」ましょう。
健康川柳二句
メタボ腹体重計の針かくす
スイミング三途でターンし戻るため
「やまびこ」に関するお問い合わせとご連絡は、
サメロ州音訳の会会長法師丸までお願いします。
電話番号は、050−TYX−5973です。
それでは、また、近いうちにお会いいたしましょう。
葉月太一でした。
2014.10.25
(平成26年)
100号を目指していますので、あと98です!!!