3/9
二日目 真っ白な空間
『・・・ココヘ、来テハイケナイ。』
また、あの声だ。
『・・・来テシマッタラ、死ンデシマウ。』
だから、死ぬんだったら、誰も行かないよ。
『・・・彼方ヲ、死ナセタク無イ。』
真っ白な、何も見えない空間。
俺自身見えないくらいの眩さ。
体はあるのか無いのかも判らないほど軽い。
そして、この子の声。
鈴を転がすような、綺麗で可愛らしい声。
幼い、女の子の声。
君は、誰なんだ?
そんで、俺は何でここにいるんだ?
『・・・ココハ、死ノ無イ世界。』
『・・・ココニ、死ガ生マレヨウトシテイル。』
『・・・死ガ生マレタラ、私達ハ皆消エル。』
・・別の声。
老人みたいなしわがれた声と、
小さな男の子の声。
死の無い世界・・・か。
あったらいいけど、何もやること無いしな
・・・少なくとも、今の俺には。
『・・・彼方ハ、選バレタ人。』
また別の声。
美しい、大人の声だった。
・・・で、何に?
『生贄ニ。』




