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メタ○ンについて考えてみた

作者: りゅう

ポケモンをしている友人からの一言を拡大解釈しています。個人の感想であり、批判ではありません。

自分が小学生の頃だっただろうか。現在に至るまで人気を保ち続けているゲーム、ポケット○ンスター。

自身はほとんどプレイしたことがないが、ある程度は知っている。

様々なポケ○ンと呼ばれるプレイヤーのパートナー達。そのパートナーはボールによって支配されていること。ゲームの世界では食されることもあること。そして、いつの間にか雌雄にわかれた人間のパートナー達。彼らは同種族で卵を産むことができる。

しかし、例外として、唯一異種族でも卵を得ることができるパートナーがいる。それがメタ○ンだ。

彼女らはその唯一の存在として、プレイヤーにこう呼ばれる。産む機械と。


数年前に女性をそのように評した某議員を彷彿させるその扱い。怒りが…じゃない。横道にそれた。


なぜ、彼女らはそのようなことができるのか。それは他のモンスターに変身できるという特技をもつからだ。

力があるが故のその扱い。仕方がない。世の中そんなものだ。力を持つものの定め。感情ではどうすることもできない。数年前からそう思っていた。

しかし。

彼女らは卵を産むわけではなく、どこからか連れてくる。そういった情報を手にした。

卵を産む能力がないのかはわからない。だが、他者に変身できる、その特技によって、彼女らは追い詰められていたのではないかと、そう感じた。

プレイヤーによって産む機械とまで呼ばれる程、色々な種族と交配し、卵を得る。卵を得るためだけに交配させられるといっても過言ではないだろう

では、彼女らにもし、卵ができなければ?

結果は火を見るよりも明らかだろう。ボールによって支配されたモンスターだ。期待に応えられない非難に耐えられるとは思わない。だからこそ、どこからか卵を得、産んだことにしたのではないか。

プレイヤーに見つからぬようにそっと外で卵を探し、その子の親にバレぬよう、恐る恐る手を出す。想像するだけで怖い。二重三重に重なる罪の意識。無事に卵を得て戻ってきても、いつまでも引きずる怖さ。そして、またいつプレイヤーから求められるかわからない。支配されているため、逃げることも叶わない。恐怖でしかない。

そんな運命、哀しすぎる。


まぁ、もしかしたら、彼女らは物凄い科学者でクローンを作ったり、試験管ベイビーならぬ試験管卵をつくったのかもしれない。


外から卵を得たのか、自らの知識でつくったのか。どちらにしろ、彼女らに与えられた運命はひどく残酷であると、そう思った。


ただ、メタ○ンを見るたびに、想像でしかない悲しみがよぎる。

こんなことを考える自分は暇人だろうという意味も込めてだが。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 着眼点が素敵。 [気になる点] 心が痛くなる←だいたい自分のせい [一言] 一言で言おう。 メタモンごめん・・・・
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