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苦いレモンの香り──この恋には、嘘がある  作者: 晴海凜/Sunny
7.この恋には嘘がある:実家にて(朝陽視点)
42/51

41 偶然、再会した

次回で朝陽視点は終了です。

母が言った。


「でもまた最近増えたのよ。夕雨さんが鹿児島に戻ってきたって。定期的に、朝陽の仕事ぶりや成長を手紙で送ってくれたの。」


《鹿児島に戻り、こちらも少しずつ落ち着いてきました。実は、新しい仕事が決まったんです。そこで偶然、朝陽くんと再会しました。驚きました。……でも、嬉しかったです》


朝陽は眉を寄せた。


偶然……?本当に?


別の手紙にはこう書かれていた。


《朝陽くんの企画が初めて通ったって聞きました。嬉しくなって、思わず書いています》


《今日の朝陽くんは、とても頼もしく見えました。少し強がっているようにも思えたけど、それも、彼らしさかもしれませんね》


《会社でのプレゼン、皆から褒められていましたよ。自信の息子さんですね。私はいつも、彼の味方です》


読み進めるほどに、胸が熱くなった。手紙は月に一度、あるいはふと思い立ったときに送られていたようだった。仕事ぶり、会社での人との関わり方、少しずつ広がっていく朝陽の世界が、そこには描かれていた。


「手紙には、偶然再会したって書いてあったけどね……」


母がふと、視線を落とす。


「でも、お父さんも私も、きっと偶然じゃなかったんだろうなって思ってた。」

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