表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
苦いレモンの香り──この恋には、嘘がある  作者: 晴海凜/Sunny
6.対話と告白/大学時代の真実(朝陽視点)
31/51

30 記憶が消えても

朝陽視点です。

カーテン越しに、病室の空気がわずかに動く。


「――朝陽くん、少し話せそうですか?まだ気持ち悪い?」


青いスクラブの医師が静かに近づく。

スマホを置き、ベッドから上半身を起こしながら、朝陽は答える。


「あ、大丈夫です。休んだら、だいぶ良くなりました。」


医師は、朝陽の検査結果を渡しながら言った。


「再発が一番怖かったんだけど、どこも異常はありませんでした。よかったね。」


朝陽は「は、はあ…はい…。よかったです。」とほっと胸をなでおろした。


そして、「…あの、聞きたいことがあるんですけど」というと、医師がうなずいたため、朝陽は続ける。


「全然覚えてないけど、やっぱりデジャヴっていうか…。これ前にもあったような…これ言われた気がする…みたいな。感覚?みたいなの、けっこうあるんです。他にも、これなんか好きだな、これなんか気になるな、とか。いや、気のせいかもしれないですけど…」


医師は言いよどむ朝陽をせかさず、ゆっくり答えた。


「以前も説明したけど、確認のため言うね。……前の手術は無事に終わりました。記憶が戻るための条件も、ちゃんと整ってると思うよ。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ