しかるべきハンエイ
何のために区別するのかわからない区別が差別だ
あなたと俺が平等になるとあなたにどんな不利益が?
あるいは自分たちだけが持ってた特権が失われることを怖れてる?
それが不利益?
例えば子育てを望むゲイ・カップルに
“それは子供がかわいそうだ”
でもそれはあくまでも彼らの問題であってあなたには関係がないわけでしょう
それとも関係ある?
関係なくない?
彼らの不幸はあなたにも影響する?
ならば彼らが幸せになればあなたも幸せになるはず
彼の利益は巡り巡ってあなたの利益になり
またあなたの攻撃欲求は周囲に伝染するだろう
世界を救うも滅ぼすも全てあなた次第
あなたは世界を変える力を持っている
もともとここには差別なんかないのに、
マイノリティが差別差別と喚き特権を求め、
マジョリティを迫害している、
みたいな
そもそも“差がある”ということが見えてない
特権ではなくみんなと同じものがほしいだけなんだ
今はそれこそマジョリティだけが権利を持っている現実
差別を“嫌なことを言われて傷ついた”レベルのものだと思っている
一方で“石を投げられたり殺されたりすること”だと思っている
“大したことのないもの”と“絶対に許されないこと”の両極端でブレている
そしてあくまでも社会の問題だとは捉えない
人権をきちんと学ばなければならない
系統立てた訓練が必要なのだが
だけど勉強の必要性のないものだと
そう捉えている
“優し”ければそれで済むと思ってるから
でも歴然と存在している差別には
然るべき措置を取らねばならない
そのためにはやっぱり無知なままではいけないんだ
じゃなきゃ何がなんだかわからないままだから
彼の利益は巡り巡ってあなたの利益になり
またあなたの攻撃欲求は周囲に伝染するだろう
世界を救うも滅ぼすも全てあなた次第
あなたは世界を変える力を持っている