表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Ride on Multiverse ~時空管理局並行世界特務調査課~  作者: 夕景未來
第1部『パートタイマー・タイムパトロール』
1/55

【プロローグ】無限に広がる世界

 この世界は、幾千の歴史と可能性が折り重なって出来ている。だが我々は、自らが生きる“正史”の世界しか知らずにいた。

 そんな時代は、もう古いと言える。


 研究都市エクスの東部、セクション・Δ(デルタ)に設置された多元世界接続ゲートが数十年ぶりに再稼働、接続可能世界を過去・未来、そして並行世界(パラレルワールド)に限定し調査を開始した。それを皮切りに、人類長年の夢であった時間旅行の技術開発が急進的に進められた。宇宙旅行よりも難しいとされていた時間旅行はあっという間に実現し、その技術は瞬く間に世界中に広まったのだ。

 しかし足を踏み入れられる世界が広がったことで懸念されるのが、時間・時空を超えた犯罪だ。法整備が未だ進んでいない現状で、歴史改変を目論むテロリストや犯罪者による時空間逃亡が横行していた。そこで政府は、時間・時空を超えて歴史を守る新たな公的機関を立ち上げた。それが時空監理局だ。研究都市エクスに本部を置き、世界各地に支部が展開され全ての世界線の変化に日々目を光らせている。そんな時空監理局の中でも、実地に赴き時空犯罪者を確保・取り締まりを行うのが並行世界特務捜査課(P.S.I.D.)―――所謂“時空警察”だ。


 これは、無限に広がる世界の歴史を守るために戦う時空警察の物語である。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ