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累計PV15000突破記念【農地改良のアドバイス】

な、なんと「今世は猫生です」がお陰様で累計PV15000突破いたしました!まさかこの作品がここまでなるとは全く思っておらず、日々驚きの毎日ですヾ(・ω・`;)ノ


初めての投稿小説で、私の欲望を混ぜ込んだ作品ですが、在り来りな異世界転生系で心配しておりましたが、皆様に支えられてここまできました。本当にありがとうございます!


まだまだアリア達の冒険は始まったばかりですので、暖かく見守ってくださいませ(´∀`)

「はぁー……。ここの作物は、年々収穫量が落ちてきているな」


「旦那様……。ここの村人達も頭を悩ませている様子でして、このままでは納税にも影響出かねないとこの村の村長も心配しております」



ライヘン邸の領主室で、ある一つの村の収穫量を推移した書類を見ながらリカルドは頭を悩ませていた。傍で執務の手伝いをしている執事のバロッサもまた同じ村について心配そうに話す。


今年はまだ何とかなりそうだが、今のままでは来年辺りは村人たちの生活すら厳しくなる。だからといってこの村だけ税を下げるというのは他の村や町から反感を買う。どうしたものかとリカルドは腕を組み悩ませた。



「リカルドー?ちょいと、邪魔するよ?」



すると、部屋の前からリューリの従魔として、最近ライヘン家の一員に入ったフェアリアルキャットのアリアの声がした。


リカルドは最初の出会いこそ驚きと恐怖で後退りしようとしたが、リューリやゼルバの手前そんな姿を見せる訳には行かないと、己を奮い立たせて向き合った事を懐かしみながらも、どうぞと声をかけ入室を許可した。



「悪いねぇ。今からゼルバと魔素の森にちょいと狩りに行ってくるさね」


「父とですか?あの、リューリは……」


「リューリ?あぁ、それなら王都に向かう為の準備とやらをしてるさね。食料の心配してるから私自ら肉を用意してやろうと思ってね。そしたら、ゼルバが一緒に行くと言うからしょうがなく連れて行くのさ」


「あぁ……なるほど。父が迷惑をおかけします」


「いや、別にいいさね。………ん?なんか悩んでるようだねぇ。どうしたんだい?」



リューリに先日王都に行くための準備を任せてみたリカルドは、食料と聞き何処か納得してしまった。


なぜなら、その食料の大半は目の前の今は小さくなっているが、本来は自身より大きいフェアリアルキャットの胃袋に収まると分かっていたからだ。


そんな風に思われているとは思わないアリアは部屋に入ってきた時、なんとなくリカルドの様子が疲れているように見えた。


机の上に山積みとなっている書類をチラリと見ると、リカルドを見上げるように机の前に足を進めては、問いかけた。



「いえ、大した事ではありません」


「なに言ってんだい。悩んでますって顔に書いてあるさね。バロッサ、アンタもだ」


「ははっ……鋭いですね。あー……。実はこんな事を言うのもあれですが、作物を育てる畑について悩んでまして」


「畑?何か小物の魔物が悪さでもしているのかい?」


「いや、それなら分かりやすいのですが、違うのです」



はたして話した所で、アリアに分かるだろうか?と思い、言うのを躊躇っていると、さっさと言わないかとアリアは催促をしてきた。



「あー……。実は毎年、同じ作物をある村の畑では作っているんですが、じわじわとその収穫量が減って来ているんです。天候不良、魔物による作害、労働力人口の変動。そういった事を除くと来年辺りには納税が厳しいと話があるんです」



いくら伝説級の魔獣とはいえ、人間の事情など分からないだろうと思いつつもリカルドは話をした。


(天候不良でも、魔物でも、人が原因でもないか……。ん?確か、前に実家の近所のじぃさんが言ってたなぁ。毎年、同じ作物を同じ場所に作るには色々と大変だって)


アリアはリカルドの話を聞いて前世の記憶を思い出していた。なんでも、連作障害とやらが起きないよう土壌改良が必要だったはず。だと。



「ふむ……。幾つか聞いてもいいかい?」


「は、はい。答えられる範囲でしたらお答えします」


「まず、その作物とやらはなんだい?」


「えっと…。ぁあ、芋類とトマトらしいです」


「なるほど。次にそれは、全ての畑で起きていることかい?」


「え?それは……わかりません。ただ、芋類とトマトなどを育てていない畑では起きていないようです」


「なるほどねぇ……。(連作障害かもね。ってこの世界でもトマトはトマトなんだ。)」


「あ、あの、何が原因か分かりましたか?」



アリアはそのあとも幾つか質問すると、思案するように器用に前足を組みながら内心で呟いていると、リカルドはやはり無理だったかと思いながらも声をかけた。



「ん?ぁー……。昔、世話になった人間が言っていたのを思い出していたんだよ。たぶん、そりゃ、[連作障害]とやらかもねぇ」


「「れんさくしょうがい?」」


「あぁ、同じ作物を同じ場所で育てる事で起きるらしいよ?まぁ、対策としては連作障害の起きない作物に切り替えるか、畑の土をひっくり返す天地返しとかがあるらしいさね。後は肥料だね」


「「……………」」


「な、なんだい?」



アリアの話にリカルド、バロッサの二人はお互いの顔を見合わせ言葉を失っていた。


不審に思い訝しげにアリアは二人を見るが、頷き合うとバロッサは部屋を足早に出ていった。


「ねぇ、私に聞いといて二人してなんだい?」


「アリア殿。素晴らしい助言ありがとうございます!バロッサは村長と話し合いをしに行かせました。これが、先程言っていた[連作障害]とやらでしたら、改善できます!ありがとうございます!」


「ふへぇっ?!私は思い出した事を言ったまでさね!本当にそれが原因か分からないよっ?!」


「いえ!そのような事はありません!私達では検討もつかない事だったのですから!」



そういうとリカルドも慌てて何処かに行く準備をし始めた。


「私も他の村にこの事を伝えて来ます!」


「はぁっ?!あっ!ちょっとっ?!」


止める間もなくリカルドは部屋を出ていってしまったのだ。後に残ったのは、呆然と咄嗟に、手ならぬ前足をリカルドに伸ばしたまま固まるアリア。


後にこの事で、問題の村の土壌は改良され今までよりも作物はよく育ち税収も安定する結果が出たとリカルドは昼寝の為にテラスにいたアリアに報告したらしい。



読んで下さった方々、ありがとうございます!


稚拙な文章で読みにくかったり、誤字脱字があったりすると思いますが、温かーく、優しーく見守ってくださいませ(笑)


本編共々、これからもよろしくお願いいたします!


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