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おわりに

 第三章に確認したとおり、このオリヴィエスと呼ばれる世界は、神の恩恵によって環境に合わせた様々な生物が生息し、我々にも生き生きとした姿を見せてくれる。

 その一方で、四章に見たようにヒトの開発行動によって、さまざまな生物がその個体数を減少させている。このような過度の開発行動は、神からの恩恵を過度に利用し、破壊する冒涜的な行為に他ならない。ヒトが出来る限りの恩恵を長く受け続けるためには、このような開発にある程度の歯止めをかける必要があり、ヒトにしかこのような調整を働く力は与えられていないのである。

 これは、神からの一種の贈り物であり、ヒトに与える試練でもある。我々はこの贈り物に感謝し、存分にその力を使わなければならないのである。


 最後に、ヒトの開発は現在も際限なく続いており、このまま開発が続けられれば、数多くの魔物を含む野生生物が地上から姿を消すことになるであろう。このような事態を招くことは、結果的に経済活動の停滞や過度な出費に繋がり、ヒトの生活を脅かす可能性がある。我々が我々の力を良い形で使う事を、願ってやまない。



 ムスコールブルク大学 魔法科学・魔法生物学博士 ローマン・ルシウス・イワーノヴィチ


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