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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

ダンジョン最奥で追放された僕が総数十兆超えの超巨大ハーレムを作るまで

作者: 脇野やく

テンプレアンチ短編を書いておいて自分でテンプレ書くの?というツッコミもあるかもしれませんが、この短編はテンプレをひねくれて捻じくれてぐちゃぐちゃにしたものです。

主人公は確かに最強でチートスキルを得ますが、無双シーンは出しません。ノクターン行きは流石にしたくないので。

それと、私は他にも短編数本と連載小説一本書いていますので、面白いと思えたらそちらの方もどうぞ~


さて、あらすじにも書いたが、警告を三回繰り返します。

警告:この物語の主人公はサイコパスです。

この物語は人類以外に対する性的表現があります。

それが嫌な方はブラウザバックしてください。

警告:この物語の主人公はサイコパスです。

この物語は人類以外に対する性的表現があります。

それが嫌な方はブラウザバックしてください。

警告:この物語の主人公はサイコパスです。

この物語は人類以外に対する性的表現があります。

それが嫌な方はブラウザバックしてください。


それによって気分が悪くなったりシたら知りませんからね、だって警告したもん。

それでは本編をどうぞ~

ドーエム・マージキチ、それが僕の名前です。

寂れた村の貧しい農家、その三男。日々の食料にすら苦しんでいるのに何故か子作りには勤勉な夫婦二人が僕の親で、当たり前のように成人式を持って使えないからと僕は家からお追い出された。

この世界には神がいます。成年式を持って生まれにかかわらず、人は神から最初の「スキル」とその者に合った名字を授かり、その最初のスキルはその者の才能でそれによって人生が決まると言われています。そして僕の最初のスキル、それはハズレスキルと言われている「精神力アップ・偽」です。それによって僕の名字は晴れてマージキチとなりました。

「精神力アップ・偽」

効果:スキル所有者の精神を一般人レベルまで安定させる

「精神力アップ・G」

効果:スキル所有者の精神が強靭となり、一般人よりちょっと安定する。

そう、僕のスキルは「精神力アップ・偽」、その効果は一般人レベルまで安定させるというもの。それはつまり僕が一般人以下の精神力しか持っていない事を意味するのだ。最弱レベルのGランクスキル、「精神力アップ・G」ですら一般人以上と明言されている以上、僕のスキルはGランク以下のゴミスキルであると言われているのと同じです。


精神力が弱い事が判明して、ハズレスキルを授かってしまった僕はまともな職につくための特技もコネもなく、同じ村の同齢の者について冒険者になるしかなかった。

パーティーのリーダーはイキーリ・ヒーローモドキ・レッカバージョン。いつもいきりたつ彼ですが、ランクAのすごいスキル「二刀流・A」を持っています。

優しくて強い彼はまるで本当のヒーローのようでかっこいい。名字にミドルネームがあることからわかるように、彼は神に選ばれた者です。

でもそんな彼が優しいのは女の子の前だけだと僕は身を持って知りました。なるほど確かにヒーローモドキの劣化バージョンです。


そんな彼についているメンバーは僕を除いて全員可愛い女の子です。


カンチガーイル・セイジョ・カッコセイベツノセイさんは胸の大きい綺麗な女の子で、「治療魔法・A」を持っています。

でも彼女は何故か僕が自分に恋していると勘違いしている。いっつも「私はヒーローモドキ様が好きです、いい加減私に付き纏わないでくれません?」とか変な事を言う。そしてその後夜になると決まってヒーローモドキが僕を殴ります。

でも僕は知っている、彼女はいつも見た目のいい男とこっそりいかがわしい宿屋に入る事を。せい女・括弧性別の性。神様の授ける苗字は実に当たります。


ボウリョクオーンナ・ヤクーザさんは胸のない格闘家モドキの女の子で、「ケンカ・B」を持っています。ケンカとはかつてあった勇者によって伝わってきた特別の格闘技と聞きます。

でも彼女の戦い方はがむしゃらに殴る蹴るだけに見えるのは僕の気の所為でしょうか?

そんな彼女ですが、力が無いのが悪いとか言いつつ僕を殴ります。それがヒーローモドキへのアプローチが失敗した腹いせだとわかっていても僕にはどうしようもない。


アワアワーワ・ハラグローイさんはいつもアワアワしている魔法使いさんで、「爆裂魔法・B」を持っています。

いつも僕や他の女の子を巻き込みそうな爆裂魔法を放ってはアワアワしてごめんなさいと言います。

でも僕は知っている。彼女は邪魔者を排除するためにわざとこうしている事が。なぜなら舐められているからか、僕の前で彼女は猫を被らないからです。腹黒い、確かに神様の言う通りです。


リントシテイール・シットブカーイさんはいつも凛としているハンターです。シーフとアーチャー両方をこなせる彼女は「ハンター・C」をもっています。

いつも凛としていてかっこいい女性ですが、僕は彼女のもう一面を知っています。

僕がヒーローモドキに連れられて殴られてから宿屋に戻ると、彼女はヒーローモドキが離れた後、部屋に来て僕を殴ります。曰くヒーローモドキと逢引きなんて羨ましいから。

他の女性に手を出さないのは自分だけCランクのスキルで、問題が起きたら責められるのは自分だから。でも弱い僕なら問題ないと。

彼女が自分より才能を持つ他のメンバーに狂気に満ちた目で睨む姿はとっても怖かった。嫉妬深い、やっぱり神は人の本質を見抜いています。


いっつも雑用とか様々の仕事を押し付けられている僕だが、給料は食べるのにも困る程しか貰えませんから痩せ細っている。

いつも役立たずと叱られ、殴られ、時にはサンドバッグ扱いをされる僕がそれでもこのパーティーを抜けないのはここをやめたら最後、もう新しい仕事など見つからないからです。

(本当かなぁあ?ドーエム・マージキチ?)


そして今日はダンジョンでの討伐クエスト、何時も通り僕は荷運び役。

そして、栄養不足のせいでフラフラの僕は今日、遂に大失敗を犯してしまいました。

「あっ」ベタンっゴトゴトパリンパキン

地面のちょっとした凹みに足を取られて、最初から重すぎる荷物と軽すぎる体でバランスが悪かった僕は派手に転けた。荷物がそのまま僕の頭を超えて前へ落ちていく姿を呆然として眺めて「あ、これは死んだ」と何処と無く他人事のように思う自分がいる。


笑って謝ろうとしたが、それよりも早く僕は殴り飛ばされました。「テメエ!何荷物を壊しやがってんだ?アア?」とヒーローモドキが吐き捨てるように言いながら僕を殴ります。

「これは流石にフォローできないわ」と心にも無い言葉を口にするせい女

「テメエ!これは指一本じゃあ済まされねえぞ!」と言いながら僕を蹴るヤクーザ

「あっわわわわ」と腹黒い笑顔を一瞬だけだした後、慌てるふりをするハラグローイ

シットブカーイはというと何時は凛としているのに今は黙っている。いいえ、もしかすると彼女だけは僕にパーティーに残って欲しいかも知れません。だって僕が居なくなれば次は自分だと言う事ぐらいは彼女もわかっているでしょうから。


全身に様々な傷を作って最後には足を切られ、「テメエはもういらねえ、パーティー追放だ」とダンジョンに最深部に残された僕は今、虫の魔物に囲まれています。

『ペインアント』、獲物に恐ろしい精神毒を注ぎ込み、悍ましい痛みで動けさせなくして捕らえる魔物です。その毒さえ注ぎ込んでしまえば解毒しない限り、獲物は間違いなく逃げれないからとその巣では獲物の見張りすらもいらない程です。

その毒は死刑にも使われており、しかも『陵迟』という体を千回以上切り刻む酷刑以上のもの罰としてです。

そんな恐ろしいペインアントが今、嘲笑いを浮かべているかの様に見えるその顔を僕の眼の前まで突き出し、見せびらかすようにその口具を揺すります。

「いやだいやだいやだいやだいやだいやだ」

(本当にいやなのか?)

恐怖に満ちた僕の顔を見飽きたのか、ゆっくりと、じっくりと、その口具が僕の右眼に近づいてくる。

「や、やめろ!!!!!」

(ホントかな?)


ズブリ

熱い何かが脳味噌まで入り込んできた気がする。今まで受けた仕打ちなどとは比べられない痛みがそこから全身に駆けて行く。

僕の頭の中が真っ白になった。


「がああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアいたいたいたいあいあいあいあいたjちあじたじおrsjだdsじjだいjちじゃtじあjsどいおあじょいwrじあsjちあっsrlkj」

早く殺してくれ!!!!!

(ホントかな?)

早く殺してくれ!!!!!

(ホントかな?)

早く殺してくれ!!!!!

(ホントかな?)

早く殺してくれ!!!!!

(ホントかな?)

早く殺じでぐれ!!!!!

(ホントかな?)

……………………

(本当はこれが欲しかったのではないかね、()は?)


ピタリと叫び声が止まった。

頭がスッキリする。

右眼から全身を駆ける痛みはいつからか快感に変わった。

「アアアアアアアアああああ、いい、いい!!そうだ!そうだ!僕はこれが欲しかった!実にいい痛みだ!もっともっともっともっとくれえええええ」

およそ人が耐えれるはずのない痛みはいつからかこの世でもっとも気持ちのいい快感(痛み)に変わった。ヤク中に似た求める声がいつしか僕の口から出される。


この世界によもやこれ程の愉悦があろうとは!やっぱり神とは実によく見るものだ!マジキチか!そうだとも!僕はキチガイだとも!それにしてもまさに「一般人」に安定させるスキルだったな!これ程の快感(痛み)でようやく()()に戻れたのだ!これ程強力なスキルをゴミスキル扱いした事を謝らなければならないな!

これで、これで僕は!俺は!ようやく自由だ!

<封印スキル「精神力アップ・偽」が破壊されました。

再封印をおこないm>

「るせえな!また俺の邪魔をする気か?束縛プレイは十五年もやらされて飽きたんだよ!」

<エラー、再封印に失敗しました>

<エラー、再封印に失敗しました>

<……>

<エラー、災厄の化身の封印に失敗しました>

<災厄の化身・顕現>

<個体名:ドエーム・マージキチ、識別名:「被虐の化身」の諜報を更新しました>

<スキル「精神力アップ・偽」がスキル・「被虐の化身」に更新しました。>

<スキル効果が更新しました。>

「被虐の化身」

効果:

1、所有者に快感を与えたものはスキルが解除されるまたは死亡しない限り、スキル所有者へのできうる限りもっとも痛みを与える攻撃を強制される。

2、所有者が被虐に快感を感じる限り、所有者は死亡しない。

3、所有者が快感を感じている限り、いかなる損傷をも再生する。

4、所有者自ら敵対行為を行うことができなくなる。

5、所有者が被虐に快感を感じなくなった際、このスキルを得てから受けた全ての痛みを一気に受けたあと、その間受けたもっとの大きな怪我を再現して、このスキルが消滅します。ただし消滅するまでにこの条件に満たさなくなった場合、このスキルはリセットし所有者の身体状況がこのスキルを得る当初まで戻る。

6、このスキルを保有できるのは一人まで。もしも特性「被虐」が所有者を上回るものが現れた場合、このスキルを得てから受けた全ての痛みを一気に受ける。発動後尚上回られた場合、その間受けたもっとの大きな怪我を再現して、このスキルが相手に移ります。


そのスキルの効果は驚くほど速やかに現れた。全身の怪我がまたたく間に消えていく。それを感じて俺は残念だと思った。

次に毒の痛みすら無くなっていく。やめてくれ!俺はまだまだこの感覚を味わいたい!

そんな俺の思いに応えるかのように、この快感を与えてくれた可愛い可愛いアリちゃんが来てくれた。

艶のあるお口、シワひとつない肌、小さい体で必死に日々頑張る働き者。こうして見ると実によくできた子ですね!それに

ズブリ、ブリュブリューーー

ああああっん~~いいね!いいね!一所懸命にその小さなお口で俺を気持ちよくさせるなんて実にいい子だ!

ぎぼじいいい!!


数回もイかせてくれたあと、キイイイイイィと言う叫び声を上げて知り合いのかわい子ちゃんたちまで呼んでくれて、このまま紹介してくれたアリちゃん

そしてアリちゃんと一緒に俺を気持ちよくシてくれるようだ!

ハーレムとはまさにこのこと!無償に俺のほしいがままご奉仕をしてくれる可愛い子がこんなにも沢山!それも俺の敏感の所を知り尽くして最ッ高のご奉仕だ!これはヤバイぜ!

「おお!もっとだ!もっと気持ちよくさせてくれ!」

…………

「あああ!なんてことだ!誰だ!俺のかわい子ちゃんたちにこんな、こんな酷いことを!」

体液まみれのままアリちゃんたちのご奉仕を楽しんでいる俺だが、気づいたらなんと!アリちゃんたちが乾びたミイラの様になってしまった!これはきっと吸血鬼の仕業!なんてひどい事を!俺の大事なハーレムメンバーを俺から奪うなんて!

それに俺はまだこの快感を楽しみきっていないのだぞ!見つけたら必ず代償を支払って貰うぞ!


…………

身だしなみをちょっとだけ整えて俺は歩き出した。心の中は虚しさに満ちている、俺はまだアリちゃんたちの口の感触を、彼女たちのご奉仕を、彼女たちのキスを忘れられない。

そんな俺は唐突に押し倒された。痛気持ちいい。

見れば俺を押し倒したのは巨大なクモだった。

「待ってくれ!俺はまだアリちゃんたちの事を忘れられないのだ!俺が好きなのは分かるがそれでも彼女たちの事を考えれば少しだけ日を、な?」

そう言いながらも俺の体は正直だった。すぐにでもご奉仕してくれと生理反応が起こったのだ。

(ゴメンねアリちゃんず、こんな浮気性の俺で。それでも死ぬまで愛してくれてありがとう!)

……

「もっとだ!もっと気持ちよくさせてくれ!」

……

「もっとだ!もっと気持ちよくさせてくれ!」

……

「もっとだ!もっと気持ちよくさせてくれ!」

……

「もっとだ!もっと気持ちよくさせてくれ!」

……

「もっとだ!もっと気持ちよくさせてくれ!」


…………

アリちゃんずが、クモちゃんが、オークちゃんが、コボルトちゃんが、様々な魔物ちゃんが死ぬまで愛してくれて俺は気づいた!


そう、どうやら世界中の魔物ちゃんが皆俺のハーレムメンバーになってくれたのだ!

世界中には十兆を超える魔物がいると言われている!みんなみんな俺のハーレム!なんて!なんて素晴らしい!


でも魔物ちゃんたちが俺にご奉仕してから悔しさと解脱された顔をして逝ってしまったのは悲しいなあ~

あっそっか!きっと彼女たちは俺を待ってくれているのだ!もう寿命なのにそれでも俺のハーレムメンバーとしてご奉仕しなければと健気に頑張っているのだ!

だからもう俺と一緒には居られない事を悔しがって、でも一度は俺を気持ちできたから満足だと、きっとそういうことだ!

そしてまだ寿命じゃない子は先輩に順番を譲ると我慢しているに違いない!

ならまだ俺を待ってくれている子たちのためにもすぐにでも全世界のハーレムメンバーに会いに行かなければ!

待っていろよ!俺の総数十兆を超えるハーレムメンバーよ!俺はすぐに会いに行く!

続きも一応考えていますが、蛇足かも知れませんので、皆さんの評価次第ですね。

ちなみに、變態を極めた主人公の變態チックなハーレム。斬新さだけは一丁前の駄作、それでいて描写を細かくすると間違いなくやばいものになる、それが私自身がこの物語への評価です。


ここまで見てくれてありがとう~

もし面白ければブックマークや感想、それと誤字報告、して下さると嬉しいね~

それと、私の他の作品も~

それとそれと、ツイッターもよろしくお願いします

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