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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

誤訳:童話・昔話

誤訳:浦島太郎

作者: AKIRA SONJO

 むかーしむかし、とある漁村から少し離れた小屋に、とある男が住んでいました。


おおよそ、24、5才。男盛りといった年具合。

漁師である男は、よく日に焼け、筋肉も付き、この時代においては、中々の高身長。

そして、目付き以外はいい男でした。

彼の名前は、浦島太郎といいます。


漁師としての腕はかなりの物で、海の流れや、気配を読むことに長けていたため、釣りをすれば獲物はよく食いつき。網を引けばさまざまな種類が。巣潜りをすれば珍味も手に入れることが出来ました。


その為、服装はきちんとしたもので、換えもあり、この時代においては、裕福な人間と言えるでしょう。


しかし、彼は独り暮らし。男やもめ。正しくいえば男やもお。綺麗にしてるので蛆はわきません。


家族、母親と父親は居ますが、折り合いは悪く、家族仲はあまりよく有りません。

この辺りでは裕福で、豪商とも言えるくらいの家柄です。浦島太郎自身は、村人とも折り合いはよく有りませんが、大漁に恵まれるため、村八分にはされませんでした。

皆、きちんと対価を払っています。

でも独身です。目付きが悪いからでしょうか。



今日も今日とて、小舟にのって、遠浅の海に出ます。小舟は長いロープで、入り江に繋げてあります。離岸流対策です。

目付きは悪いものの、頭の出来はそこそこいい浦島太郎。

毎度大漁とはいえ、油断せず、きちんと保存食も作り、危険にも備えます。食生活も、選べるたちばに居るため、健康にも気を付ける、珍しい男でした。

料理もでき、掃除もでき、洗濯もでき、おおよそ何でも出来て、収入もよい。

にも拘らず、何故連れ合いを得られないのか。


ただでさえ悪い目付きを、更に悪くしながら考えます。

その間、きちんと気を配っていた釣り作業。

ゴカイなどの餌を付けては投げ入れ、竿はしなり、引き揚げては、手持ちの網袋に入れます。

網袋は小舟につけて、海に幾らか沈んでいるため、鮮度が落ちません。鮮度が良い方が、買取価格も高い。商人達も評価してくれます。でも、女性達は評価してくれません。

何故だ。



そろそろ袋一杯です。


帰ろうと小舟の操作に移ろうとした浦島太郎。

ですが、当たりが来ていました。


釣り上げた獲物は……亀?


それは中々に大きい亀でした。

鍛えている浦島太郎でなければ、揺れる小舟の上で亀を釣り上げるのは難しかったでしょう。


亀を見つつ、浦島太郎は考えます。

亀はあまり食べません。べっこう? そのような目線で見ると、この亀。大きさも有りますが、傷は殆どなく、そして今生きている状態で有りながら、中々に艶やかで美しさも有りました。


しかし、浦島太郎はすぐに逃がす用意を始めました。漁師として、海の生物は、食料としてのみ獲ると、そう決めているからです。父親みたいにはなりたく有りません。


それに、亀と目があっているような気もします。なんだか澄んでいるようにも見える瞳。


ますます、逃がすことを決めました。


手慣れた作業で、針を外し、亀を逃がしました。

すぐには去りませんでしたが、徐々に外海へと泳いで行きました。



今日も今日とて、漁師である浦島太郎。

今日は、入り江を回りながら、良いポイントを探します。

すると、子供が数人、何かしているのを見かけました。


───おい、でっかい亀だぜ!

───こいつ、売れるかなー。

───つっても重くて持てねぇよ、むしろ遊ばねぇ? 動き遅いし、ネズミより良い相手だ!



そこに居たのは、この前逃がした亀でした。

流石に、記憶には残っています。綺麗な紋様もしていたので。

虐められている亀を見て、なんとなく面白くない気持ちになった浦島太郎。助けることにしました。


───おい、亀を虐めるのは止めなさい。

───アアッ!? なんか文句でも……あんの……ですか?


最初は威勢が良かった子供たち。しかしすぐに勢いななくなりました。

上背があり、こんがり焼けた肌。伊達ではない、強靭な肉体。そして、鋭く悪どい目付き。


村で不良ぶってる輩や、兵士よりも恐ろしい存在。沢山獲物を獲ってくるが、睨むような目付きに、少ない口数で、プラスマイナス0、むしろマイな評価の浦島太郎。

子供たちにとっては、絡んだ相手がまさか村で色々噂のある浦島太郎で、後悔し始めています。


自分が口下手だと気付けるほど、会話してこなかった浦島太郎。

子供たちは、ばつが悪くなったのだろうと、大人しくなった理由に気づいていません。


───ほら、これをやる。これで行商から飴でも買うと良い。

───え!? えと、良いん……ですか?


保険として必ず身に付けている貨幣から、子供の駄賃位を人数分渡しました。ここ数年は実りもよく、飴の値段も、質は良くありませんが、ある程度は安いです。とはいえ、浦島太郎の収入があってこそ、ですが。


───構わない。だが、もう亀を虐めるなよ。

───は、はい! すみませんでした! お前らも!

───すみませんでした!!!


子供たちにとって、祭りぐらいでしかなかなか味わえない甘味。怖い人から逃れられる上に、飴が食べれる。亀なんてどうでも良いことです。


かなりのスピードで、砂地をかけていく子供たちを見ながら、亀に意識を移す。そんなに飴が好きなのかなぁと考えつつ。ちゃうで、それ。



亀を見ていると、なんと!


───二度も助けて頂き感謝致します。


亀が話しかけてきたのでした!


混乱した浦島太郎。

しかし、漁師としての業務以外に、会話らしい会話をあまりしていない浦島太郎。

ちょっと嬉しい気持ちもあり、会話しました。

また、漁師をしていて、不思議なことを体験したことも有りますし、行商からも不思議な話を良く聞きます。山奥に鬼が現れた、とか。決して逃げられない狗。惑わしの森にすむ申。影を仰ぎ見れば死んでしまう渡り鳥。


変なところ純粋且つ柔軟な浦島太郎。

すっかり亀とのコミュニケーションを楽しんでいました。

その様子を見られなかったことは、幸いだったのか。


お礼に、素晴らしいところへと案内してくれるらしい。

流石に怪しんだが、結局家族仲も良くないし、未練も特にないので、亀に連れられて行くことにしました。異世界転移する高校生とあんまり変わらない心境です。



亀に乗るとき、落ちないようにきちんと身体を縛り付けます。呼吸に関しては理解を諦めましたが、一応の備えです。


ちょっと呆れたような目線の亀に連れられて、海底の道なき道を行きます。正直、この景色だけでも観れて感動ものです。水中視野にも魔法をかけてもらったので、巣潜りの時よりも、鮮明に、そして呼吸も気にしなくて良いので、長いこと眺められます。


しかし、本当の驚きは、海底を進んだ先に有りました。


それは、どんな優れた絵師でさえも、その美しさを表現できないであろう、雅で、美しい建物でした。

亀タクシーから降りて、ふらふらと建物を観ていると。


───ようこそ、竜宮城へ。


それは、更なる驚き。竜宮城という建物にも劣らない。否、竜宮城は単なる舞台装置に過ぎない。あくまでも主役はこの存在だと。


───海のものを助けてくれてありがとう。ワタシは乙姫と申します。


そこには、美しさというものが人の形をとって具現化したかのような、世にも美しい女性が、浦島太郎を見て、笑みを浮かべていた。



浦島太郎は乙姫に連れられて、竜宮城を案内されました。内部も美しいものでしたが、どんな宝石よりも美しい存在が居たので、あまり頭に入ってきませんでした。


そして今、浦島太郎は歓待を受けていました。

広い部屋で、贅の限りを尽くされた御馳走が並び、舌鼓を打っています。浦島太郎は全く気付いていませんでしたが、どういう魔法を使ったのか。海の中で、飲み物は飲めるし、食べ物も普通に食べることができ、匂いすらも感じることができます。仕事しろ物理法則。


味覚と嗅覚だけでは有りません。


鯛やヒラメの舞いや踊りも有りました。

恐らく、鯛やひらめだと浦島太郎は思いました。というのも、上半身は人の身体。下半身は魚類という異形のものだったからです。しかし、浦島太郎。気にしません。だって亀しゃべってたし? むしろ、人の身体の方が、観て楽しめるというものです。

人魚(マーメイド)は存在したんだ! そんな感動さえ有ります。遠い異国の海にいるという、ジュゴンと見間違えたなんて嘘なんだ、ここにいるじゃないか、と。


美しい舞いに、乙姫が参加すると、それはそれは美しいものでした。男性の人魚が力強く音を鳴らせば、女性の人魚が涼やかな調べを響かせ。踊り子達は音に合わせて、緩やかに、激しく、流れるように、たおやかに。その身の美しさをありありと示します。


視覚と聴覚も満たされました。音の聴こえかただって魔法です。魔法は万能なんです。


そして触覚。乙姫の女性としての、悩ましい曲線を描く肉体。マーメイド達の、人間離れした肉体美。

浦島太郎二十代中盤、男真っ盛り。嬉しいけど、悩ましい。

そんな悩み、吹っ飛びました。


───さぁ太郎殿、楽しみましょう?


乙姫達に誘われた浦島太郎。

拒否なんて、出来るはずも有りませんでした。







そんなこんなで、どんな絵師さんでも表現できないような。表現したら人魚の楽団が夜想曲を奏でそうな、退廃的な生活、もとい性活を送る浦島太郎。

乙姫とは、身体も心も繋がる恋人通しです。


しかしそんな生活も、終わりを迎えました。



───申し訳ありません。もう、人間である貴方を此処に留めることが、出来なくなりました。


それは、魔法の限界。そして、海の掟も有るそうです。悲しい浦島太郎。しかし、もっと悲しいであろう乙姫を気遣い、浦島太郎は心でだけ泣きました。本当はもっと駄々をこねたいところですが、変なところ大人なので、彼は色々な欲を振り切りました。


───これをお持ちください。

───乙姫殿、この箱は一体?

───これは玉手箱。価値ある箱。しかし開けてはいけない箱です。

───一体何故、こんな大事そうな箱を? それに開けてはいけないなんて。

───これを、土産としてお持ちください。たとえ、泡と消えるような一時でも、記憶として残せるように。そこに、希望が繋がるように。

───乙姫殿……。


流石に理解の及ばない浦島太郎。しかし、ありがたくも受け取り、土産として持ち帰ることにしました。


乙姫達と別れを告げ、竜宮城を出て、いつかの亀タクシーに乗って、海底を進んでいきます。この辺りの海は、ほんの少し塩分濃度の違う水が、ほんの少し漂っていました。



入り江から村へ戻ると、そこは。


───なんだ……ここは!


そこには、見覚えのある村は有りませんでした。浦島太郎の体感では、凡そ数ヶ月。長くても数年。


だが、そんな生ぬるい年月には感じられませんでした。この街並みを見てしまっては。


村……街人に話し掛けようとした浦島太郎、しかし。


───ひっ! だっ、誰か! 衛兵を呼んでおくれ!


浦島太郎は思い出しました。自分が村人と打ち解けることが出来なかったことを。

その、悪魔にも鬼にも表された、その目付きの悪さを。


逃げ出した先は、かつて自分の住み処たる小屋のあった場所。

海辺にあっても、朽ちにくいような立地に作り、潮気に負けないような素材で作り出したからか、そこには跡が有りました。


そう、跡。


辛うじて、小屋だったと、分かるような。

作った本人だからわかる、家の癖のようなもの。



崩れ落ちたのは、家だったのか。

それとも、浦島太郎の膝? 心?


───それは決して、開けてはいけない。


しっかりと、落とさないように、無くさないように、固定した玉手箱を。


開く。



封を解いた箱からは、もくもくと。ぼわぼわと。


白い煙が浦島太郎を包みました。


やけに身体の節々が痛い。口の辺りも、違和感がある。


重い身体を動かし、海面を見る。


そこには、しわくちゃの、真っ白な髭と髪の。


老人だけが、写っていた。


───これが、こんなものが、なんで入ってるんだ。こんな仕打ちは、あんまりじゃないか!



崩れ落ちた心が、更に崩れ去っていく。

………………いや、待て。


折れそうな心を、余りにも重く感じる身体を起こしました箱を、見る。


箱の深さが、おかしい。


少し、底が、浅い。


震える腕を動かして、底を、探る。


───あった。


箱に残った、唯一の、何か。


───これは、鳥の、羽?



羽を手にした瞬間、身体は軽くなり、そして熱くなった。


───ぐっ、熱い。なんだ、これは!



熱さがなくなり、そこに居たのは。


───白い。鶴……か?


白いのは、老人と同じ。しかし、海面に写るのは、鶴であった。


本能に従い、空を往く。

それだけじゃない。心焦がれる何かに、呼ばれている!


島国を抜け、海を往く。


そして感じる。


見えない、しかし、ある。


そこにある。島が、そこにあった。



島に、見えないはずの、島に降り立った。


どこか、あの村に似た、しかし美しい入江。


何か、水音が、跳ねた。


そこに居たのは、何時か見た、あの、亀。


否!


亀が光り、形を変える。その身を、人へと。



───ああ、乙姫殿! あの亀は君だったのか!

───ああ、会えました。また、逢えましたね。太郎殿!



鶴の身体を動かし、走り寄る。

一歩ごとに、身体が熱くうねる。だが、熱くたぎる心が、その熱さを感じさせない。


乙姫と抱き合った頃には、人の身体へと。

否、人の形をした、別の存在へと、変わっていた。


───ああ、ああ! また、貴女とこうして抱き合える、こんな幸せが、この世に有るだろうか!

───太郎殿、もう放しません。ここなら、ずっと一緒に居られます。この蓬莱の島なら、貴方と、永遠に。



こうして、合縁奇縁の先に、浦島太郎は、千年を越えて生き、万年を越えて、乙姫と愛し合った。

神へと至った彼等。


しかし、彼等はただ、愛し合うことだけを望み、世界の終焉まで、互いを愛し続けたのだった。








──────────


これは知る必要のない物語。


訳さなくてもいい、裏の、お伽話。


それでも、読みますか?







それは、見ていた。ずっとずっと、見ていた。


それは考えていた。想っていた。


それは、名に<おと>を持つ。その意味は、後に生まれた者という意味。

すべての根元たる、海の神より、兄についで生まれし、姫。


それが、ワタシ、であった。


でも、兄は、居ない。


あの逞しかった、兄は居ない。


精悍だった、兄は居ない。


優しかった、兄は居ない。


もう、兄は居ない。


唯一人、愛した兄は、もう存在しない。


居ない理由は簡単だった。

それは嫉妬。


海の全てを合わせても足りないほどの美しさ。

姫たる者の関心を、唯一人が持っていることに嫉妬した、海の者達が、兄を亡き者とした、ただそれだけだ。

海神の息子は強い。しかし、嫉妬に狂った者は、余りにも多く、そしてどこまでも、深海よりもその嫉妬は深かった。


そして、そうまでしてようやく、嫉妬に狂った者達は、姫の関心を向けられた。

たった一瞬。どこまでも、海の全てを埋め尽くしてもなお足りないほどの、赫怒を以てなる、殺意を。


そうして、海の1つを赤く染め、死の海とも称される程に起きた、単なること。


海神は悲しみ、死の海を、その血液の塩分ごと陸へと浮上させ、海から切り離し、姫は遠い遠い、東の極みへ、城と共に、離すこととした。


姫は、空っぽだった。


それは、姫ですらなく、単なる亀として、幽世をさ迷った。


そして、見付けたとき、それは、姫へと戻った。


ふらふらと、遠浅の海を回遊したとき、見付けてしまった。


見ただけで、わかった。


あれは、彼は。


兄だと。


兄の生まれ代わりだと。


その日から、姫は、考えた。


海神から、美しさを与えられ、兄のために、得た、その智謀と武力の限りを尽くし、考えた。


兄に、海の糧を。簡単なことだ。兄は海の生まれ変わり。海の力が、僅かとはいえあるのだから。

そこに干渉すれば良い。贄は幾らでもいる。


だが、兄は、ヒトだ。


ヒトの女とつがっては、困る。兄のすべては、ワタシのものだ。


贄を通して干渉する。兄には申し訳ないが、少し寂しい思いをしてもらう。でも安心して? 海を埋め尽くす程の愛で貴方を包んであげるから。


そして、魔法の習熟にも、力を割く。


ヒトで、実験を続ける。魔法の掛かり方、効能。音の違いや、感覚の違い。

間違いがあってはならない。兄のためだから。


その実験の最中、様々な話が生まれたが、些末なことだ。どうにでもなる。

ヒトになることは出来なかった。泡になっては、意味がない。

しかし、人魚は生まれた。

不老不死を、ヒトである兄にかけるために、実験を行った。人魚を食らうのではなく、人魚の魔法だ。

そして陸に上がることは出来なくとも、ヒトの形になることも出来た。

兄に見初めて貰うため、様々な女を手本とした。美人が薄命でも良いではないか、兄のためになるのだから。


こうして、時間の違う中、様々な実験が済み、兄を竜宮城へと招待する。


なんとか、招待できた。

亀の姿は、まだ気付かれるわけにはいかない。こっそりと消え、姫として相手する。


歓待も上々だ。役立たずだが、ヒトの贄として価値のあるものを、馳走とする。その為に、同族を裂きながら習熟を図った。

踊るもの、歌うもの、奏でるものも真剣だ。何故なら、次の贄になるかもしれないからだ。


兄の饗応を務め、触れるのは自分だけ。ワタシを引き立たせるのは良いが、兄の関心を引きすぎるな。兄に触れて良いのは、自分と、分身体だけ。



そして、しばらくの逢瀬を重ねる。

しかし、それが有限であることは、誰よりも姫が知っている。だからこそ、これは準備期間だ。


兄に、玉手箱を託し、別れる。

分かっていても、辛いのだ。また、失うかもしれないことは。


だが必要なのだ。兄は、ヒトだ。今は、まだ。


海から脅威を排除しなければならない。


兄とワタシの間を割くものなど、もう、存在すら、ユルサナイ。


一時的に赤潮を生み出しつつ、準備は終わる。


兄は、なんとか取り戻し始めているようだ。

ヒトから、トリとなり、そして海へと、回帰する。


そして、夢と現の間。

この、島で貴方と、終わりまで、ずっと一緒に。


永遠に。







モウ、ニドト、ハナサナイ。

こうして、浦島太郎は幸せに暮らしましたとさ。


めでたしめでたし?

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― 新着の感想 ―
[一言] 所々入ってくるツッコミが面白いw あと浦島太郎のイメージがちょっと違ったw 裏の話が怖い((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル 乙姫がヤンデレだった。怖い。
[良い点] じじいになって絶望エンドじゃなくてよかったです! 衛兵との攻防も見て見たかったです!
[一言]  目つきが悪いって睨んだら悪魔が昇天するんですか?  そういや浦島太郎といえば竜宮城が月にある作品があったな、海からワープする設定で、ちなみに帰ったら世紀単位で時間経過していたのはこっそり…
感想一覧
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