表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/41

16話

「次の方どうぞ…」僕は熱があったけど、外来の人の診察は続けた。

空には、

「きつくなったらすぐ終われよ」って言われたけど…

「大丈夫ですよ。お大事に…」そう言って僕は診察を済ませていった。


僕は熱が上がってきたみたいで、机にうつ伏せて休んでいた。

「灯~大丈夫か?」そう言いながら空が近づいてきた。

「ん?空…大丈夫だと思うけど…」

「無理すんなって。後の患者さん俺が代わりに診とくから…」

「お前診察の資格あったっけ?」

「一応持ってんの。しないけど…」

「じゃあお願いしま~す」そう言って僕は仮眠室に向かった。


「やめて!!はぁはぁ…」

「灯?どうした?」そう言われて僕は我にかえった。

「昔の夢見た…」

「辛かったな…でも大丈夫だよ」そう言って空は僕を包んでくれた。

空は、僕が昔のトラウマを思い出す度に、こうやって包み込んでくれた。

僕は安心できた。


僕は昔、『灯』って名前でバイトしてたんだ。

もう思い出したくないようなバイトをさせられてた…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ