~何故だか違和感~
ーーであるからしてーー
先生が、淡々と授業を進めていく。好きな数学の授業だが俺は何処かうわの空だった。あの時から1週間たった。あれからずっと柊は俺達の…いや俺の傍をうろついている。
「どうしたもんかねぇ」窓の外を見ながら溜息をつく。
「一!当たってる。前々」
千尋の声に気付き前を見てみると顔を引きつらせながら笑顔を向ける先生が居た。
「そうだな。月島ァどうしたもんかなぁ?俺の授業をそっちのけにする生徒がいるんだよ」
近い近い近付かないで!怖い顔がもっと怖く見えちゃうから!
「あはは…どうしたもんすかねぇ」えへっ?と笑った瞬間先生のこめかみからピキッと音が鳴る。我慢の限界のようだ
「よおおおし。月島この問題のXを求めよ!」
唐突に当てられてしまった。だが…
「X2乗=8よってX>0なのでX=√8=2√2です」
スラスラっと解ける。周りからは歓声があがっている。だてに数学3位でわない。まあ、3位止まりだが…
「よろしい。だが次は無いと思え」
「り、了解です」
ーーこのことからーー
授業は問題なく進む。何をしていなくても勝手に時間は過ぎていくのだ。
ーーキーンコーンカーンコーンーー
「おっひるだーーーい!!いちくん!千尋早く食べよう!」
ガタガタと机の移動を始める千里香お昼が待ち遠しかったようだ
「そういえば一今日は真琴ちゃん来ないんだな」お昼の入った重箱を広げながら千尋が聞いてきた。
確かにいつもなら昼休みに入るとすぐに「セーンパーイ」と来るのだが今日はそんな声がない
「そうだなー。多分クラスの子と食べてるんじゃないか?」
「かふぇふぁっふぁりひへー」モグモグさせながら千里香が言う
「その可能性はあるな。一様子みてきたらどうだ?心配だろ?」
「いや別に全然」即答した。まったく何を言うのかと思えば…
たく、どれどれサラダでも
「でもそれ、バランだよ?サラダじゃないよ」
うっ。何をしてるんだ……
「仕方ねぇな。飲み物買いたいから着いてこい」
「分かったよ。千里香は…」振り向いたら居ない。
「早くいこーよー!」教室のドアの所にいた。早いなあいつ。
さて、どうなることやら…




