プロローグ〜キャラ紹介かねて〜
好奇心感覚で読んでいただけたら光栄です!
ズシッ
何だろう...体に妙な重みがペットがのってきたのかと思い
「どけてくれよ...」
手を伸ばし振り払おうとすると
「いち先輩お・き・て」
「うおおおおぁ!」
耳元で囁く声に驚いた俺はベットから落ちてしまった。
「だ、大丈夫ですか!?そんなに照れなくても(照)」
「照れてねぇよ!何で俺の部屋にいるんだよ!」
内心ドキドキしてる俺だったがそんな事は置いておこう。
「嫌だな〜起こしに来たんですよ」
プクゥ。と膨れた顔をしながら言ってくる。ちっ。可愛いと思っちまった……が
「そうじゃねぇ!どうやって家に入ったんだ!」
「鍵開けてきました」
真顔で返すな。何故持ってる…
「合鍵作っちゃいました!」
「何作ってんだよ!」
心の底からの疑問だった。慌ただしい朝を迎えてはいるが俺の名前は月島一。高校2年生の健全な男子だ。決して女子を部屋に連れ込んだ訳じゃない。本当だぞ?
「どうせ起こすなら普通に起こせよな」
「え。こっちの方が面白くないですか?」
なんて残念な頭をしているんだ……。そんなこいつは、柊真琴ひとつ下の後輩だ。長い黒髪にスラッと伸びた手足。見た目だけでいえば平均値以上だ。
ホント見た目だけは。勉強の頭は良くても発想がとても残念なヤツなんだよ。特別親しい訳でもないがコイツがここにいるのは夢ではないのだ...
「ご、ご飯ですよ...」
「「はーい」」
控えめな声に俺達は1階へ降りていく。階段を降りていると味噌汁のいい匂いや肉の香ばしい匂いがしてくる。
台所を覗くと声の主が居た。
「お、おはよう...ございます」
「ああ、おはよう」
軽く挨拶を交わすと彼女はまた料理に戻ってしまう。彼女は舘中奏。ふんわりとしたクリーム色の髪がよく似合っているマイペースな子だ。柊と同じクラスの後輩なんだが、柊とは違い優しく思いやりのある子なんだよなぁ。
「ところで、奏。どうやって入ってきた?」
「あ、えーとですねぇ。真琴ちゃんと一緒に」
チラッと上目遣いで見てくる奏。そんな彼女にドキッとしてしまう。
「あー!先輩私の時と反応違いすぎです!」
横から柊が叫んで抗議してくるがスルーしておくのがいいだろう。
「朝ご飯テーブルにあがってますからね」
奏はこんな感じにいつも朝食を作っておいてくれる。俺はテーブルに向かうと
「いちくんモグおはようモグモグ。寝坊はいけないんだぞ!」
「食べながら喋るなよ...」
食べるのか喋るのかハッキリしないこいつは千草千里香。コイツとは幼なじみでいつも世話をやかせられてる。自由奔放でいつも巻き込まれて大変だ。いつも馬鹿なことばっかりやってる奴。それなのに、成績はいい。どこぞの漫画に居そうなやつだ
「そうだぞ千里香。そんな事してたら口の中のものが一にかかっちまうだろ?」
コーヒーを片手に新聞を読んでいる見るからにモテそうな奴が言った。
「ホントそれだよな。」
同意返した相手のメガネは千草千尋。千里香の双子の兄。兄妹なだけあってこちらは落ち着いてる。成績はトップで足は早いけど球技オンチ。超モテる。すげぇモテる。
「いや、やっぱかけられたかったか?」
笑顔でいってきやがって。この眩しい笑顔にみんな落とされていくのだろう。
「そんな訳ないだろ……」
「奏ちゃん〜紅茶くださいな」
柊が頼むと了解ですと軽い返事をして、奏は鼻唄まじりで準備しはじめ
「先輩はコーヒーと紅茶どちらにします?」
と聞いてくれた。なんていい子なんだ
「コーヒーを頼むよ」
「あ、俺にも」
千尋のやつめ。お前もお願いしたのか!奏は優しいから準備しちゃうよな。うん。などと思っている間に奏は全員の分を手際よく準備しテーブルに置く。
「さあ、食べよう!いちくん!」
「お前はもう食べてるだろ!」
忙しい朝だが、それも慣れてきた。合鍵にはビックリしたが、1人家に居れば複数人居るのは当たり前だと理解できる自分が恐ろしい。学校へ行く準備を終え時計を見ると大分危ない時間帯だった。
「一そろそろ行くぞ」
千尋が声をかけてくれる。全員で玄関を出ると背筋をピンッと伸ばし腰まで伸びたピンク色の髪が良く似合う子がいた。
「先輩たち!遅いですよ!」
「ああ。ごめん神代」
この子は神代いのり。1年生で風紀委員にはいっているしっかりした子だ。自分にも他人にも厳しいとても責任感のある子だ。
「さあ、行きましょう!遅刻しちゃいますよ?」
鍵をしめ俺は
「いってきます。」
「じゃあ皆で競争だ!よーいドン!」
千里香の掛け声で一斉に走り出す。こんな楽しい日々を送れているのはここにいるみんなのおかげだ。
大変なことも苦しいことも楽しいことも沢山あった。だけど、俺はハッキリ言える。俺の運命は間違いじゃない!ってな。
そんな俺の運命の出逢いを聞いてくれ。
初めて書いた小説です。
文脈やら文法などは多めに見てください!
評価やアドバイス、批評といった沢山の声を聞きたいので
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