プロローグ「さっすがうちの嫁さん!」編
初投稿です。
時は江戸時代初期。
天下太平の世として知られるこの世の中だが、実際は荒れていた。関ヶ原の戦いなど大勢力を処理しただけ。数々の力を持った勢力が日本にはごまんといた。だが、それをわずか3か月でまとめ上げた2人の男がいた。そのうちの1人の男はこう呼ばれていた―――――――――――――
片桐の豪傑と
「おーい謙輔はーん。はよ起きないと遅れるでぇ。」
「ああ、わかった。星奈。」
謙輔は、あくびをしながら答えた。
「あんたの好きな白みそ、しっかり効かせといたで。」
星奈は得意げに言った。
「さっすがうちのお嫁さん。」
「てれるってぇ」
「全く、これから旅行なんやから、しっかりせぇや。」
よいしょ。と、忙しそうに風呂敷を抱えながら星奈は言った。。
「ああ、すまんす「たーのもー。」
「謙輔はん。お客さんみたいでぇ。」
ただ、ただのお客さんな訳ないやけどな。と、目が言っている。
謙輔は、旅行の荷物を置き、腰に刀を差し、玄関に向かった。
「で、どんな御用で?」
そこに立っていたのは、身長140㎝程度の少年だった。
「片桐の豪傑、貴様を倒しに来た。」
どうだったでしょうか。至らぬところだらけだと思いますが、どうかよろしくお願いします。