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〜なんば〜3〜

よろしくお願いいたします。

ザワザワしたと人波が校舎に飲まれて行く。

校門を入ってすぐにある掲示板で新入生たちが自分のクラスを確認する。

確認が終わったものから順に体育塔へと足を運ぶ。

神代 美穂

この物語の主人公も掲示板を確認し、体育塔にのんびりと進む。

(今回は、真面目な優等生ちゃんでいこうと思いますw

なんか、真面目な方が巻き込まれ率少ないしねw

うぜえ奴等にあんまり関わりたくないしw

関わられるのも鬱陶しいw)


見た目は楚々とした、可もなく不可もない何処にでもいる様な少女は、随分黒い内面で毒づきながら体育塔に着いた。


(さてさて、私の席は…?S組だったよね…?あぁ、あった。

あれ?神代だから、前の方かと思ってたのに…?何故一番後ろ?

…めんどくさいから、気にしなーいw)


指定された席に座って、待つこと5分。

肩に衝撃を感じ、振り向くと、そこには変態教師が立っていた!

じぃっと見つめてくる気持ちの悪い教師に舌打ちを堪えて、声をかけた。


「あの…?何か…?」


不思議な様子の美穂に、教師はパチパチっと目を瞬かせて漸く話し始めた。


「あ、あぁ。急に済まないね。君の名前は神代 美穂さんで間違いはないかな?」

「えぇ、左様ですが。私、何かしてしまったのでしょうか…?」

「いやっ、違うんだ!俺がSクラスの担任の金城 秋人だって事と、今年の新入生代表は君だから、答辞はしっかりとお願いするよと伝えたくてな。」


(???新入生代表?答辞?何それ?聞いてないんだけど!?

あっ!あんのクソ馬鹿変態理事長めっ!自分の姪が代表じゃないからってっ!フフッ!後で絶対に後悔させてやるw泣いたってしらんw………)


ビクッとして固まった美穂を心配そうに見つめる金城。

恐る恐る声をかけられ、ハッと我に返る美穂。


「だ、大丈夫か?神代?具合でも悪いのか?」

「あ、申し訳ありませんでした、先生。もう大丈夫です。答辞はご心配なされなくても大丈夫です。先生に恥じぬ様頑張って新入生代表を務めさせていただきます。」

「そ、そうか!月並みな事しか言えないが、頑張れよ。それにしても入学試験を満点だなんて神代は凄いな!」

「いいえ、そのようなことはありません。皆さんだってそれぞれ色々な個性がありますし、私だって今回は頑張りましたから…。両親に誇れる己で在りたいですから。」

(ま、満点!?や、やりすぎた(ry

入試の日、熱が下がらなくて記憶が曖昧なんだよね…。

まあ、低いよりかはいいかなw)


なんだか他人事のように感じて、美穂は曖昧に微笑んだ。


「っつ!」


金城は口に手を当てて顔を真っ赤にさせ、何かを呟いた。

そんな金城を美穂は不審そうにみつめ、声をかけようとすると…


キーンコーンカーンコーン


入学式の開始を知らせるベルが鳴り響く。


「っ!神代、辛いことがあったら、俺が相談に乗るから!一人で抱え込むなよ?…じゃあ、また後で教室で…。」


そう言って、意味不明な言葉を残して金城は教師用の座席へと向かって行った。


(なに?あいつ?イミフな変態とか誰得よ?)


美穂の頭の中には?マークで一杯だったが、


(取り敢えず、金城はイミフな変態)


と脳内にインプットした。

金城…不憫すぎるwww

けど…王道の定義が未だにわからん…σ(^_^;)


誤字に気がついた方!直ぐに私めにご報告下さいませ!

急いで訂正致します!

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