#15
周りがうるさくなります
部屋に戻るとベッド周辺からソファーに移動している面々。
微妙にお祖母様と女神の間の空気が…
何をバトルしたのでしょうか?
とお祖父様を見ると苦笑しているしバガ神が爆笑している。
「え~と。何があったか知りませんが、使用人については口出し無用。あと、嫌がらせ・復讐も禁じます。問題が発生したら小さなことでも私に報告」
「かしこまりました」と家人が一礼
家人を戒めておく。何かあって対応が後手にならないため
本当は放置してゆっくり休みたいものだ。
「で、お祖父様達はどんなご用で?」
「用がないとダメか?」
「新人研修は大丈夫?今が一番大変だと思うんですが…」
「否定できない。現時点で問題起こしてくれていそうだが、孫で癒されたいから来た」
「いや。孫だらけでしょ?付属品が面倒臭いですが」
「あんなの孫じゃないわ。嫁いでから変わりすぎだわ」とため息をつく祖父母。
「あ~。面白い事になっていたしな。人格全否定的な?」
「あれは酷いと思いましたわ。離して癒してあげたくなるくらい」と神々。
どんだけ?
「引き取る?姉様達だけ。好きなことをしてくれれば良いし。付属品はガッチリ社会人として研修したら?」
「その手があるな。だかな」
多分“親”の事を考えているのだろうが
「使えない者は、お客様の前に出しません」「だってさ。気にしないと思うけど?
家のメイド達と小物作りとか興味有るものやってもらうか。
本当“嫁”として欲しい人だけ迎えに来ればいい。
あとは、人権無視。とかで離婚してもらうか。
姉様達だけ1年間居てもらって手に職つけて旅立たせますか」
と計画しているとお祖父様から「それは不味いじゃないか?」
「神々が許可したら大丈夫」
「そうですわね。結婚を司る方に話を付けて起きますわ」と女神
バガ神が「第1に話を付けて置けば良いだろ」と盛り上がっている
「第1・結婚を司る方にと言うと神殿関係で」と目を光らせているお祖父様
なにかを企んでいるみたいだが、神殿関係じゃなくて神々だから~と口を出さずに答える。
多分だけどバガ神達と手を組んで、姉様達を解放するつもりだったな。
シェルターぐらいならなってやってもいいとロバートに目配せをしておく。
「では、神々が許可したら孫たちの不利にならない離婚ができますの?」と質問しているお祖母様。
「ええ」と微笑む女神何やら危険な雰囲気。“大人”が企んでいるのを見て家人達にお願い事をする
「部屋数は大丈夫?あと、皆にお願い事をしたいから連れてって」「わかりました。ですが、無理は禁物です」「長引きそうだからお願い事したら休む」と言うと笑顔で許可してくれました。
明日から姉様達を受け入れ。使用人研修。なんか遣ること沢山。
ゆっくり静かに過ごしたいのに~!!