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自己満足ですね
とある森の中、少女が歩いている。
なにかを探しているのかしゃがみ込んでは、草の中に手をいれている。
「ないな。いつもならこの辺に生えているのに」と呟きつつお目当ての薬草を探している。
薬草採取。
それが彼女の仕事だ。少女でも、ある程度の知識が有れば出来る簡単な仕事だが、薬草採取は需要があるため食べるのには困らない程度には稼げる。しかも、草なのでそれほど重くないため、幼い子供や年老いた者が主にする仕事なのだが、普通は森の入り口で行う。これ程奥深くでは採取はしないのである。
「ない。仕方がないけど、違う場所に移動するか」と言うと、ハルの周りに薄く光る法術陣が現れる。法術陣。法術を使用するこの世界。掃除・洗濯・調理など生活に必要な器具には必ず陣が組まれており、必要に応じて使用者・法石から法力を消費する。
これを利用し、移動するらしい。
淡い光が、消えると目の前には大きな湖が現れた。
「ここなら、まだ生えてるだろう。ダメだったら乾燥させたのを渡すか」と呟き再び薬草を探し始める。
数十分後、お目当ての薬草を見つけたらしく、笑顔のハルがいた。
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