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旧校舎の女の子

作者: 太陽
掲載日:2026/07/12

 これは私が小学校の時に体験した話。



僕にとってごく日常的なことだった。


今、。

今回は合同の実験ということもあり、70人の人がこの理科室でクラスの理科の授業が行われていた。


紙に液体を注いでなにやら色が変わるという実験というもの。


実験を開始しょうとすると先生から 「実験で使う液体がない」と頭を悩ましていた。


前の私のクラスは2つのクラスに分れられていた。


一つのクラスなら余裕で足りてるけど今回は合同ということで実験道具を足りなかったようだ。


当然、実験道具がなければ実験をすることができなかった。




すると先生からクラス全員に思わぬ提案をされる。



「第二理科室で実験道具持ってきてくれ」という提案。



第二理科室とはここの理科室とは別に作られた理科室のことだ。 前よりもたくさんの生徒がいたこの学校には私の前にいた第二音楽室、第二体育館、第二理科室などが存在している。


しかし、今は人工減少から生徒数も激減しほとんど使うことがなくなってしまったのだ。






別に取りに行くだけなら問題はない。 しかし、第二理科室は今は使われていない旧校舎。一度外に出ないとたどり着くことはできないからみんな行く気になれないのだろうと思った。


それに、あの旧校舎は 、、



「じゃ、なぎさくん!いってきて!」




「はい!」



あの旧校舎は誰かいる。






「はぁ~」



僕は半強制的に旧校舎に行かされた先生に悪態をついていた。

うちの旧校舎は新校舎と違って黒い廊下、端の方はホコリまみれ、女子はそれだけで行きたくないだろう。


しかし、みんなが手を挙げなかった理由はそれだけではない。


旧校舎には昔 地震で第二音楽室のピアノが倒れ下敷きになり死んでしまった女の子の幽霊が出ると噂になっていたからだ。


僕は旧校舎から早く立ち去りたいので急いで第二理科室に向かったのであった。



第二理科室についた。 僕は急いで薬品を探す。


「え?どうして第二理科室で薬品の場所がわかるかって?)


僕は自然部という部活にはいっていたからたびたび色が変わる薬品などを先生から教えてもらってそれで覚えたっていうわけらしい。


だから他の生徒よりも第二理科室のことを知ってるし、みんなが怖がる旧校舎も僕はそんなに怖いとは思わなかった。




「よし!薬品ゲットだぜ!」



薬品を人数分確保するともう旧校舎には用はない。早々と理科室に歩いている。



「コンコンコンコン!」



「ん?」



すると、旧校舎の奥の方から足音のような物が聞こえた。 第二理科室は手前で第二音楽室は奥の方 間違えない。



足音がだんだん近づいていく、 僕は近づいて来る前に新校舎へ走り出した。




「コンコンコンコン!」



「なぎさくん?」



「え?」



急な名前呼びについつい反応してしまう。女の子の声。だけどなぎさくんは振り向かず旧校舎へ歩いていく。



「ねぇー?なぎさくん?ねぇ~?」



私の足音が徐々に近づいていくのがわかったなぎさくん。 「なぎさくん」というかわいい女の子から声がけされ なぎさくんを引きつけた。


僕はチラッと僕の足をみるとその女の子は僕の背中まできていることがわかった。


女の子のピンクのかわいい靴がとても愛おしい。



「なんで無視するのー?ねぇ~ってば!」



もしかしたら僕が思っている幽霊ではないかもしれない。別に旧校舎にはいってる人は僕だけではないかもしれない。もし、幽霊じゃないなら挨拶をしないのは失礼になるかもしれない。 と僕はいろんな考えを巡らせる。女の子の甘い味の味がそうさせてるのだろうとそう思った。



「無視すると怒るよ?」




ここまで問いかけられても反応しないのは 前に旧校舎へ行った人がなんだか変な人になってつまり操られたように帰ってきたということが起きたからだ。

だから旧校舎てどんなことが起きたとしても反応もしない振り返りもしなかった。




「あと少しで新校舎だ」



急ぎ足で新校舎へ向かうともうとっくに後ろの足音はどこかに消えていた。


僕は旧校舎に振り返ると もちろん誰もいない。だがしかし、音はきちんと聞こえていた。





無事に理科の授業が終わり 後日、朝の会で先生から思わぬことが言い渡される。



「放課後から旧校舎の取り壊しを行います。なので旧校舎には絶対近寄らないように!」



僕はハッとした 旧校舎がなくなるということはあの女の子をどこかに消えてしまうのではないか?とおもったからだ。



僕は朝の会が終わり急いで旧校舎へ向かった。行っちゃ行けないと言われていたけど最後にあの子に挨拶がしたかった。




黒い少し歪んだ木造校舎。 壊れかけで解体業者が来ればあっという間になくなってしまうだろう。


僕は旧校舎がなくなってほしくない 絶対に


僕はあの、女の子最後の言葉を思い出した「無視しないで!」あの、言葉はあの子の最後のメッセージなのかもしれない 僕はそう思った。





「ぶぃーーん!」



放課後もう一度旧校舎に向かうとすでに解体が進んで旧校舎のほとんどが消滅していた。


どんなに頑張ってもやはり使わない校舎は取り壊さなければならない。




「もう、終わっちゃうね?」



「うん、」



隣で女の子が旧校舎が取り壊されるのを見ながら嘆いていた。僕と同じように旧校舎に愛着を持っていたのは人もいるのだろう。



「旧校舎知ってるの?」



僕意外に旧校舎のことを知ってる人が少なかったためつい話しかけて女の子の顔を見つめた。だけどその瞬間身体がこわばった.



「ふふふ、やっと反応してくれたね?(笑)」



「あ」



その女の子の瞳は完全に生気を失っている。 今話しかけたピンクのかわいい靴旧校舎の女の子だった。




「なぎさくん?旧校舎が取り壊されちゃったら私どこもいけなくなっちゃうの!だからなぎさくんの身体ちょーだい?(笑)」



「か、身体が、、」




身体が全く動かなくなってまるで石になったようだった。


なにも抵抗ができない僕は胸から魂を取られる。


そして彼女の胸に当てるようにくっついた。



「ありがとう!なぎさくん?(笑)」




僕は電池が切れたようにその場から真っ暗になった。






「今日から転校生がこの学校に来ます!」




「入ってきて、」




「はーい!」





「はーい!おはよー!私の名前は凪沙でーす!みんなよろしくね!」



(ふふふ、なぎさくんの人間の身体ってすごくいい!動きやすいな でも、なんか背が低くて嫌だけど(笑))



「なぎささんではあちらの席に」



「はーい!」



教室の生徒を順番に見つめていく。その女性の瞳が視界に入れた人間は、男も女も好みの身体になれる。今日もどこかの町で、名も聞かれぬまま彼女に身体を奪われていた……。




「さて、今日の身体はイケメンの男の子でも使うかな。できれば彼女もちがいいね。彼女の目の前で変なことさせてやろっと(笑)」


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