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19話

何度も断ったのに隣で歩く蓮。


自宅まで送られる俺。


流れを思い出してみよう。



「俺そろそろ帰るわ」

「えっもう?」

「夜遅いし明日学校って話したろ?」

「久々に来たんだしっ」

「また来るって」

「まだ話っ」

「電話すりゃいいだろ」

「電話ってちょっと違うっ」

「一緒だって」

「……………そっか」



なんで傷ついた顔してるんだよ。


俺も泊まれるなら泊まりたいし……傍に居たいし。



「あっ!お前手伝い後だしマッサージしてやるよ!」



触りたいとか思ってませんから。



「いいよ尚が疲れるっ」

「いいから横になれ」



蓮を後ろにあるソファーに突き飛ばした。



「尚ちゃん大胆」

「はっはあ!?普通に肩押しただけだし!」

「俺食べられちゃうのかな?」

「なんで俺がお前を食うっ」

「じゃあ俺が食べちゃおうかな」



腕を引っ張られ蓮の上に倒れ込んだ。



「だから!人なんか食ったってっ」

「誰もモグモグ食べるなんて言ってないよ」



モグモグ食べるとは聞いてないけどパクパクって事?



「まだまだ子供の尚ちゃんには難しいか」

「……は?」



頭の後ろに手を回されたと思った時には俺がソファーの上で仰向けになってて目の前には蓮。



「えっなにがあった?」

「俺柔道やってたから寝技得意なんだよね」

「確かにお前柔道やってたな、なんかすごいな」

「でしょ?」



んでなんで大勢変える必要があった?



「いただきます」



止める間もなく蓮が俺の耳にかぶりついた。


甘噛みされる耳……なんか変な気分。



「知ってる?耳って性感帯なんだって」



蓮の声を聞いた瞬間全身に電流が流れた。



「れっ蓮…もうっ」

「食べるって言ったでしょ?」



蓮の舌が耳を舐めまわす。



「っ…んっ……蓮…」

「どうしよう、止めらんないかも」



耳がジンジン脈打って熱くて心臓の動きも早い。



「尚」



好き…やっぱめちゃめちゃ好き…



「そんな目されたら俺我慢しないよ」



蓮がいつもより男に見えて目が離せない。



「尚、止めなくていいの?」



…ダメだ。


これ以上傍にいたら離れられなくなる。



「マッサージいらねぇなら俺帰るわ」

「………だよな、送ってく」

「お前はもう寝ろ」

「尚を1人で夜道歩かすなんてっ」

「俺ガキじゃねぇから」

「ダメ」

「マジ大丈夫だから」

「ダメ」

「本当にっ」

「ダメ」



コイツ心配しすぎだろ!しかも頑固!



「家近いし俺男っ」

「じゃあ帰さないし食う」

「わかった送ってくれ」



とゆう流れがあり今に至る。



「なぁ尚」

「ん?」

「夜遊びしてないよね」

「夜遊び?」

「17時以降外出してないよね」

「いや親か!高校生だし17時は早すぎるわ!」

「じゃあ18時」

「冗談が冗談に聞こえないから」



何考えてんだコイツ。


蓮に視線を向けると真顔で俺を見ていた。



「冗談じゃないけど」



だよね、表情からして冗談じゃない事がわかる。



「基本何もなかったら学校からそのまま帰るし」

「うん」

「お前も夜道気をつけて帰れよ」

「俺は大丈夫」

「なんでお前は大丈夫なんだよ」

「大丈夫だから」

「納得できん」

「とにかく尚が安全ならいいから」



俺そんなに危なっかしく見えんのかな?



「あっもう半分来たしここでっ」

「今言ったよね?ちゃんと家まで送るから」

「はぁ…もうそれでいいよ」



結局家まで送ってもらって解散した。


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