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18話

蓮の家に到着。


鍵を開けて中に入る蓮。



「久々にお邪魔しまーす」



生活感のないシンプルな家は昔から変わらない。



「キッチン借りるな」



やっぱりなにもないキッチン。



「晩飯作るから風呂行ってこいよ」

「ありがとう」



蓮がシャワーを浴びる間に調理をササっと済ませたい………のにできない!



「シャワーの音になにドキドキしてんだよバカ」



シャワーを浴びる蓮を勝手に想像する俺。


しかもやたら美化してる。



「変態野郎やん俺!料理料理!」



なんとか考えないように料理に集中する。


ガチャ……


蓮がシャワーから出て来…………たあああ!!



「服着ろ服!」

「え?まだ湿ってるし熱いじゃん」

「風邪ひくから早く着なさい!」

「冬じゃないし大丈夫だって」



首からタオルが垂れ下がっててあんまり体が見えないのは残念……じゃなくて刺激が強すぎるって!



「いいから早く着なさい!」

「あーーーはいはい」



俺を睨みながら仕方なく服を着る蓮。



「尚ちゃんには刺激が強すぎるか」



また俺の反応を見て楽しもうとしている。



「イケメンの裸なんか刺激が強すぎて見てられんわ」



何も言い返せない蓮。


どうだこの野郎!



「晩飯できたから座って」

「うん」



テーブルに持参した米とサラダに焼きたてのシャケと卵焼きを並べる。



「時間ないから簡単な飯だけど」

「嬉しい、いただきます」



美味しそうに食べる蓮。


それを見て嬉しくなる俺。



「食べる?」

「お前のだから全部食え」

「ガン見しすぎ」

「お前が美味そうに食うから」



恥ずかしくなって窓の外を見る。


やっぱり景色最高だな。



「ってお前カーテンくらいしろって言ってんだろ」

「外から見えないし誰も見ないって」

「いくら高層マンションでもっ」

「尚が脱ぐならカーテンしないとだけどね」



心臓止まるって!


冷静を装って返事を返す。



「そうだな、俺がシャワー浴びる時はカーテンつけといてくれないと浴びれないな」



勝ち誇った顔で蓮を見る。


表情を変えない蓮。


聞こえてなかったのか?



「今カーテン売ってる店ないかな」

「ねぇわ!ってか早く食え!」



それって俺にシャワーを浴びてほしいって事か?それとも俺の裸が見たい?んなわけあるか!


脳が勝手に都合が良い解釈をする。



「尚は晩御飯食べた?」

「俺は食ったよ」

「何食べたの?」

「グラタン」

「えっいいなぁグラタン」

「今度作ってやるよ」

「今日食べたい」

「今からじゃ時間掛かるから」

「じゃグラタン食べた尚食べたら俺もグラタン食っ」

「事にはならねぇから!」



なんだコイツ!アホなんか!なんでグラタン食べた俺を食ったらアイツもグラタン食っ……え?食う?俺を食う?アイツ俺を食う気なの!人食い!?



「ちなみに煮る?焼く?蒸す?生?」

「………………生」



生!そりゃ新鮮だろうけど生!?馬刺し鳥刺し尚刺しってか?絶対マズイだろ!せめて焼きじゃね?



「お前、人を食ったりっ」

「してないから安心して」

「だよな!」



もっと冗談っぽい顔で冗談は言ってくれ。



「あっでも…やっぱいいや」

「は?えっなに!」

「お気になさらず」

「気になるわ!」

「今日は帰るつもり?」

「え?まぁ制服ねぇし」

「明日2人で休めばっ」

「ちゃんと学校行かないとダメだろ」

「………そうゆうとこ真面目なんだよな」

「当たり前だろ」



うまく話をそらされた気はするけど問い詰めてもきっと話してくれないだろうからこれ以上聞かない事にした。

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