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11話

カランカラン…



「いらっしゃいま、、せ」



俺たちの姿を確認すると目を細めて俺を見た。



「尚から聞いて来ちゃった」



塁が意地悪な顔をしながら蓮に話しかける。



「お席にご案内します」



蓮の後ろをついて歩く。



「こちらにどうぞ」



案内された席に座りメニューに目を通す。



「後ほどご注文をお伺いにまいります」



かっこいい。


白シャツに黒のパンツをかっこよく着こなしている。



「あれ?尚くんじゃん!」

「玲子さん!お久しぶりです!」

「小学生以来だよね?」



小学生の時は蓮とよく遊びに来ていた。



「そうです!あっ手、大丈夫なんですか?」

「とりあえず今日は蓮にお願いして今から病院に行くんだけどあんまりよくない気はしてる」

「今からですか!じゃあ早く行ってください!」

「そうね!じゃあまた今度ね!」



玲子さんは店の奥に消えて行った。


蓮を呼び注文を済ませて店内を観察する。



「ねぇねぇ!あの人超イケメン!」

「だよね!やばいよね!」

「今暇そうだしちょっと呼んでみる?」

「絡みたい!」



隣の女子大生らしき客2人がヒソヒソと話している。


水を一気に飲み干して蓮を呼ぶ。



「お水ですね」



水を入れ終えた蓮は別席の夫婦にも水を入れに行った。



「連絡先とか聞けないかな!」

「もうちょっと仲深めてからじゃない!」

「あの首元のシャツの開き具合エロくない!」

「やばいよね!お持ち帰りされたい!」



うっ飢えた野獣どもが盛ってんじゃねぇよ!


また一気に水を飲んで蓮を呼ぶ。


なぜか呆れ顔の蓮が俺の耳に顔を寄せてきた。



「水飲みすぎ、嫌がらせ?」



ふと蓮の首元に目が向く。


野獣の会話を思い出した俺は蓮のシャツに手をかけ少し開いた首元をギュッと閉めた。



「なにやってんだよ」

「制服はきちんと着ましょうね」

「わかったから離せ」



手を離すと蓮は店の奥に消えて行った。



「おもろすぎ」



拓哉が笑っている。



「なんだよ」



拓哉を睨みつける。



「いやぁ、可愛いなって」

「はあ?なにが!」

「隠さない事にしたのか隠せなくなったのか」

「………なっ!」



拓哉が言いたい事を理解した俺は口をパクパクさせながら塁の方に視線を移す。



「隠せなくなったんでしょ」



へ?え?塁?


動揺しながらも店に戻った蓮の首元を確認する。



「えーーー首元閉まってる」



残念そうな女子大生の声。



「余計な事すんなっつぅーの!」



女って怖っ……チラッと隣に目を向ける。



「ってか隣の3人もイケメンじゃん!」

「あっ本当だ!」

「今こっち見てたよ!声かけてみる?」

「声かけるとこ見られて軽い女とか思われたくないな」

「真里ガチじゃん!」

「…うん」

「応援する!」



ガチはダメ、絶対にダメ、応援しちゃダメ。

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