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主人  作者: 蘖千鶴
1/1

契り

剣と魔法そんな異世界。魔法はさほど発展していない。多種多用の人型の種族が住まう世界。20代前半の体格のいい男性主人公のガージャ。ガージャの生きがいでもある10代後半のか弱い女性テート。ガージャが夢のために現実に抗うお話。

鉛色の空の下そこは動植物が色鮮やかに生きていた平野であった。

ガージャ「お前さん…..なんなんだ」

(赤のローブ、黒いユリ紋様のブローチ…復讐者組合か)

「なあ…お前さん..はぁはぁ…目的はなんだ…こんな陳腐な…田舎の地に..来てよ!..」

???「…..(笑みをこぼす)」

暴風の如く苛烈な連撃ガージャの足を後退させる。シュッキンカッとなるはずの剣どうしのぶつかり合い。しかし1撃1撃重く鈍器対剣のようであった。そんな中相手はガージャを弄ぶ。

「武技8連斬」

連続した攻撃に微量な魔力を込めることによって8つの斬撃を飛ばすことが可能にした技である。しかし相手の方がうわて軽やかによける。

「お前さん、なんかに…テートに…..近づかさせてたまるかよ!!。」

ガージャには夢があった。青くキラビラかに光った空の下、偶然に知りあったテートを主人として、共に過ごす。それは甘く幸せで心の満たさられる、そんな日常が夢であった。だが…

(あいつが消えた!?)忽然とガージャの眼前から不意に消える。その時間僅か5秒未満。ローブの者はもういなかった。彼はテートの方を向く

「あれ、、え?。うそだ…うそだ、いいやこれは違う、夢だ。そうだ夢なんだ」

馬車から乱暴に率いずり落とされ、地に伏せているテートに近づく。か細く息をして、今にも死にそうなテートをガージャは抱き抱える。

「ねえ誰か…..助けてくれよ…」

(街までは遠すぎる。馬もやられたか、どうして、どうして)

ユーリ「そこの主ら助けてあげよう」

(不敵な笑み最近見たことがあるが、誰だかは分からない。だけど)「..ああ…助けて」

ガージャの意識が飛んだ。何日かたった後

「なんだここは、見慣れない天井模様、あまりにも質がいいベット。王室なのか」

ユーリ「あら、起き上がりましたの」

「あんたか。助けてくれて感謝する。なにか俺のできる範囲で礼をしたい。なにをすればいい?」

「じゃあ、私をあなたの主人になって」

「は?」

その後ガージャは主人契約を結んだ。ユーリはセーラシー・K・ユーリ、つまりの王家の血筋の者と答えた。幸いなことにテートはまだ生きている。この世界では、守る存在がいようともクエストをすることが可能である。

「亜人野盗の捕縛又殺害を頼もう。報酬は弾もう。それと主1人では心細い、故にこの者らをつけよう。魔術士サポーターのアトリエ、重戦士タンカーのアンドルフだ。」

「お心遣い、痛み入る。2人ともガージャだ。よろしく頼もう」

2人「よろしく」

固く握手をする。ガージャはその光景をなんだか懐かしく感じた。アトリエはガージャと同年代の赤髪の女性である。アンドルフはガージャの9つ上のガタイが素晴らしい茶髪の男性である。亜人、人に危害を加える人にとっては関わりを持てぬ存在。人型に似てはいるが知能が低く野蛮であり獣のような戦い方をする。

「一応なにが使えるか互いに言わないか。まずは俺だな。俺は魔法は使えない、特殊能力はなし、特性は危機察知、武技がそれなりに使える。後はなしだ」

アトリエ「私は強化魔法、回復魔法、防衛魔法をそれぞれ少し使えるわ、特殊条件を満たすことで特殊能力が使えるけど今は言えないわ。後はないわ」

アンドルフ「俺は魔法は使えない、特性は頑丈、武技は少々、防衛術が使えるだけだ」

「ああ、ありがとうでは作戦を考えよう。野盗の奴らは、南の大森林に根城を築いている。そこを叩きたいが、奴らといえど地形は把握している。何か案はないか?」

「私、弓使い、だからさ強化魔法を使い弓の数を増やすことができるよ」

「俺の武技風を使用すれば威力も上がるのではないだろうか」

「よしそれにしよう」

魔法、詠唱すれば無詠唱と比べれば、威力と効果持続時間が共に強化はされるが時間がかかる。それ故に無詠唱者が多い。その後準備を整え大森林に向かう。その日は昼頃なのに紅の空であった。遠くでは雷鳴が轟き、風は狂ったように吹いている。なにかがくるようだ。

ガージャ「よし配置についたな。いつでもいいぞ」

アトリエが弓を強く引き絞って、照準を合わせ放つ時。空から強大な稲光が走る。その地点に大規模な衝撃が加わり、魔力の衝撃波が動物を襲う。体力の低い動物は死に絶えどこかに消滅した。一部が大森林から平野に変わってしまった。その爆心地の中央で少年が立っていた。

ガージャ「なんだ誰だ!?」

斉藤「俺の事?俺はサイトウショウヤだ」

言語はガージャには分からない。でも、斎藤にはわかる。ガージャは何となく名前だけ理解できた。

「異世界って案外殺風景なんだな…うっしゃー。じゃあ腕試しと行こうか。」

斎藤は襲い掛かる亜人を拳のみで嬲り倒していく。その酷い光景に彼は目を向けれなかった。彼はただ恐れた。何が何だか分からない光景に。斎藤翔也、異世界地球で生まれ、病院のベットで死に絶えた。彼は最期に神に頼みそれが叶えられここに転生した。加護を持つが時が経つごとに衰えてく。

「なああんたここってどいう所なんだ?」

事情を説明し、全員帰還した。体力は減ってしまったが、全員無事であった。

(サイトウか…あいつは何者なんだ理解できない…テートは大丈夫だろうか。会いにいくか)

「え??」

第一作目です。

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