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6話 蒸し料理 プディング 17

 その様子に、サーラ達は一斉に一息をつく。

 アニタは凄く胸を撫で下ろしながら、勢いよく膝から崩れ落ちて、尻餅をつく程だった。

 「…あぁ、よかった。」

 「全くだよ。…」

 「…どうなるかと、思ったさね。」

 と大人達は、口々に呟きだす。

 くぅぅ~。

 同時に誰かの腹の虫が鳴るのも聞こえた。

 「お腹すいた。」とサーラが呟いた。

 「そうさね。…せっかくだ、サーラの作ったプディングでもたべるかね。」

 とばあ様も賛同した。

 大人達も、続々と頷いていく。

 「なら、持ってくるね。」

 それからサーラは部屋を出ていき、暫くして戻ってくる。彼女の手には、余ったプディングの椀を持っており、抜き手も見せぬ動きで全員に渡していく。

 そのまま彼女達は、食前の祈りを済ませると、手近な場所に座って、食事をしだした。

 因みに大人達には、具入りの方を持っていた。

 サーラは具のない方を片手に持ちつつ、赤子を胸の前に背負い直しながら、ゆっくりと食べさせている。

 「…まだまだ温かいね。」

 「野菜もシャッキリしているし、歯ごたえもあるな。…頑張って剥いた甲斐があった。」

 「…おや、鶏肉も柔らかだね。…私みたいな婆の歯でも噛みきれる程だよ。…全く臭みをだしていないのは大したもんだ。」

 「あと、何より卵が美味しい。」

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