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5話 ポテトオムレツ 13

 そこには、先程の逃げていた女性がいた。此方へと川を渡ろうとしているも、水の流れに足を縺れさせてしまう。

 彼女は大きな水しぶきをあげながら、俯せに倒れてしまった。

 その隙に一匹の狼はが素早い動きで迫って行きて、首元を目掛けて噛みつこうと飛びかかった。

 「おらぁぁぁー!!」

 だが寸前で、アニタが間に割り込んで来た。メイスを盾代わりに攻撃を往なすと、勢いに乗せて横凪に弾き返した。

 狼はあらぬ方向へと吹き飛ぶと、川辺の大岩に激突する。

 そのまま事切れたようだった。

 アニタは見届けると、すぐさま地面に倒れたままの女性を抱き抱えて、手前の森の中へと離脱したのだった。

 「野郎共!…もういいぞ、森に下がれ下がれ!!」

 やや遅れて親方の指示が飛ぶ。

 間髪入れずに他のハンター達も、後退を始めていく。

 親方は殿を勤めており、武器を乱雑に振り乱す様に威嚇しており、狼の追撃を牽制しだす。

 それでも群れの何匹かは抵抗とばかりに吠え、唸っているも、やがて迫力に負けてしまい、続々と逃げ出していく。

 瞬く間に、川辺の対岸の森へと姿を消したのだった。

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