表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
53/286

4話 野菜のポトフ 12

 ほぼ同時に、サーラが慌てて側まで寄り、心配そうに声をかける。

 「…大丈夫?」

 「…ごめん。…とんでもなく自分が情けなく思えてしまって。」

 「…はい?」

 「……笑わないで聞いてくれるかい?」

 「う、うん。……」

 「あたし、…ハンターやっているけど、刃物が上手く使えないの。」

 するとアニタは座り込んだまま、俯きながらポツリポツリと独白を始めだした。顔は見えないが鼻を啜る音が聞こえ、涙を流しているようだ。

 「…いつも刃物を持つと、力の入れ方が変になって、大惨事を引き起こすの。…自分でも故意にやろうとしてる訳じゃないのに。……そのせいで実を言うと、私がリリャーの代わりに、料理をしようとした時が何度かあるんだ。…けど、あの娘からは危なっかしいから止めてって言われて、喧嘩もした事があるんだよ。」

 「…あぁ~、成る程。」

 とサーラは頭の中で、想像して理解する。

 「…後、リリャーが出ていく前に、私が仕事に出発する日にも同じ様な話で、喧嘩しちゃって、…」

 さらにアニタは、話を続けようとしていた。

 「ねぇ、アニタさん。」

 「なんだい?」

 しかし話の途中でサーラは両手を伸ばし、アニタの顔に添えて、ゆっくりと正面に振り向かせると、

 「むぎゅ~~、じゃ!!」

 と言いながら、彼女の両頬を押して変な表情にしてきた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ