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4話 野菜のポトフ 3

 だがアニタは気にも止めずに、話しを続けていく。

 彼女曰く、当時のリリャーは身重の体で、出産も間近に迫った状態で日々を過ごしていた。ただし父親は同居しておらず、相手の都合で出産までは別々に暮らしているらしかった。

 そんな現状にアニタは憂いた。リリャーの家に転がり込んで、寝食を共にしていき、料理以外の家事を手伝っていたらしい。

 二人で暮らした日々は、それなりに楽しかったと断言していた。

 しかし、共に暮らしてから、約一ヶ月後に事件は起きた。

 リリャーが産気づいたのだ。急いで医者に運ばれて子供を産んだらしい。

 その間に、アニタはハンターの仕事をしていた。暫く街を留守にしており、【ネオマルフィア】へ戻って来てから、全ての知らせを聞いたのだった。

 だが彼女が慌てて医者に向かうと、リリャーは姿が忽然と消えてしまっていたらしい。自宅に戻ってみても同じであり、家具や家の物が置き去りにされたまま、もぬけの殻だった。……とアニタは話を締めくくっていた。

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