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3話 蜂蜜の猪ステーキ  13

 「サーラ、こいつは旨かったぜ。…こんな味は滅多にないぜ。…後、一皿、いや二皿は食いたいからよ。…もう少し作ってくれ。」

 「あいあいさ~!」

 対してサーラも笑いながら、皿を受けとると踵を返して、控え室の方に戻ろうと踵を返す。

 その時に、彼女は背後から視線を感じ、振り返りながら後ろを一瞥した。

 そこには別のテーブルがあり、見慣れない若い女性のハンターが一人で座っていた。酒のジョッキを手に持って少しずつ飲みながら、此方を訝しげに眺めてくる。

 「あぁ、あの人はね。…僕らが森で苦戦していた時に助けてくれた人だよ。」

 とロンド達も気がつき、補足説明を入れてくる。

 他のハンター達も、喋りだした。

 「凄い腕利きで、一撃で猪に止めをさしていたんだった。」

 「あぁ、腰抜かしたロンドさんとは大違いにね。」

 「あの人が、…でも女の人だよ。」

 サーラは話を聞くと独り言を呟き、まじまじと見つめだした。

 女性は出で立ちから傭兵のようだった。赤く短い髪が特徴的で、軽装の鎧や腰に携えたメイスは使い込まれており、年齢に似合わず熟練者の装いを感じる。

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