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2話 5章 蜂蜜レモン水/手作り素麺(そうめん) 18


 ※※※


 それからサーラは、厨房の前に来ると、扉を開けて中に入っていく。

 さらに村人達と、メローナやエピカも後に続く。

 そこには、調理台の前にブランモンがいた。ずっと顔を俯かせたまま、頭を抱えながら、唸っている。

 「うぅ、…困ったな。…」

 「大丈夫?」

 と、サーラは問いかける。

 ようやくしてブランモンは、顔をあげると、返事をしていた。

 「あぁ、…皆様。…」

 「ブランモン、…この娘なら、何か良いアイデアがあるかもしれないわ。…少しばかり、調理場を使わせて頂戴。」

 すかさずエピカが代表し、説明をしつつ、命令をする。

 するとブランモンも、自ずと調理台から離れた位置に移動した。

 すぐにサーラも調理場まで来ると、水場で手を洗いながら、周りに声を掛けだす。

 「…なら、…すぐ作るから。」

 「えぇ!?…すぐに出来ちゃうんですか?」

 「…うん。…早ければ、30分もしないわ。」

 それを大人達は聞くと、様々な反応を示していた。

 「ま、まさか!?」

 真っ先にブランモンは、両目を見開きながら、驚いている。

 エピカや村人達は、互いに顔を見合せながら、首を傾げていた。凄く不思議そうにしている。

 そんな様子にも関わらず、サーラは準備に取りかかり、隣の食料倉庫に向かうと、幾つかの材料を抱えて戻ってきたのだった。

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