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2話 2章 特性サンドイッチ 12

 すると彼等の目の前へと、若い太った男が慌てた様子で道を横切ろうと飛び出してきた。だが今、前に人がいる事に気がつき、急停止を図るも勢い余って思う様に動けず、足が縺れて倒れだした。

 その同線上には、サーラとアリサがいた。

 「あぁ?!」

 「ほえ?」

 「サーラ!…危ない!」

 しかし、ばあ様が寸前にサーラの手を引っぱって抱き寄せる。

 その結果、彼女は運良く、躱せた。

 「痛っ!?」

 対して若い太った男だけは、顔面から地面に突っ込んでしまう。さらには抱き抱えていた袋の中身も、彼方此方に散らばってしまう。どれもこれも上等な肉の塊だった。

 「あの?…大丈夫?」

 と、サーラが恐る恐る質問する。

 「あぁ。…いや、此方こそ。…すいません!!」

 と若い太った男も、すぐさま姿勢を正すや否や、何度も頭を下げて謝罪を繰り返しながら、散らばった物を集めている。

 「…おや?……君は、ブランモン?」

 その時、ジョンドは相手の顔を見たら、知り合いだと気がつき、名前を呼びだす。

 若い太った男も、ハッとした表情となって、驚いていた。

 「あぁ?!…ジョンド執事長!!…」

 「なんじゃ?…知り合いかいな。」

 と村長が代表して質問しだした。

 すぐさまジョンドは頷いて肯定する。

 さらに続けて、若い太った男、ーーブランモンも立ち上がり、恭しく御辞儀をしながら自己紹介しだす。

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